“復活”のハリルホジッチ! 仏で怒涛の猛攻「私は守備的な指揮官ではない」

ナントを指揮するハリルホジッチ photo/Getty Images

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ナントで見事な働き見せる

ティエリ・アンリがモナコの修正に苦労している中、リーグ・アンで注目を集めている1人の指揮官がいる。ロシアワールドカップの2か月前となる今年4月に日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチだ。ハリルホジッチは日本代表監督を解任された後、10月から現役時代にプレイしたフランスのナントで指揮を執っている。

ナントはハリルホジッチが就任するまでリーグ・アンで1勝しか挙げることができず、モナコと同じく下位を彷徨っていたチームだ。ハリルホジッチはそのチームを驚くべき速さで立て直し、すでにリーグ戦では3連勝を記録している。特筆すべきはナントの勝ち方で、トゥールーズを4-0、ギャンガンを5-0、さらに国内カップ戦のクープ・ドゥ・ラ・リーグではモンペリエを3-0で粉砕するなど、大勝が続いているのだ。中でもFWのエミリアーノ・サラはここ4試合で7ゴールと大暴れで、リーグ戦の得点数はパリ・サンジェルマンFWネイマールをも上回る10ゴールに到達。キリアン・ムバッペに次ぐ得点ランク2位につけている。

米『ESPN』はハリルホジッチの手腕を称えており、今年4月に屈辱的な形で日本代表監督の座を追われた男が華麗な復活を遂げている。同メディアは指揮官として駆け出しのアンリと比較しているが、ハリルホジッチの修正能力は見事と言うしかないだろう。降格の可能性も囁かれたナントも気付けば10位まで順位を上げている。
またハリルホジッチは日本代表での戦いぶりから守備的な指揮官とのイメージが根付いていたが、ナントでの勝ち方は何とも豪快だ。5-0で大勝したギャンガン戦後には、「私は守備的な指揮官ではない。元ストライカーだからね」と攻撃的な戦い方もできることをアピールしている。日本のサッカーファンの中にはハリルホジッチのサッカーを退屈と感じていた人も多いだろうが、ナントでは全く異なる姿を見せている。

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