ムバッペには負けていられない! 仏の”元ヤングスター”が再びの代表入り

マンUでプレイするマルシャル photo/Getty Images

マンUでパフォーマンス向上

ようやく長いトンネルを抜けることができたのかもしれない。マンチェスター・ユナイテッドFWアントニー・マルシャルがフランス代表に招集された。マルシャルといえばマンUでジョゼ・モウリーニョの信頼を勝ち取ることに苦労し、その影響でロシアワールドカップを戦うフランス代表メンバーから漏れてしまったことが記憶に新しい。

フランス代表はロシアワールドカップを制覇しており、それを外から見ているのはマルシャルにとって非常に辛い出来事だったに違いない。キリアム・ムバッペも一気にスターとなり、フランスサッカー界の未来を担うとも期待されたマルシャルの存在感はどんどん薄れていった。しかし、今マルシャルは復活の兆しを見せ始めている。

マンUではチェルシー相手に2ゴールを叩き込むなど、得点力不足に苦しむモウリーニョのチームを救う存在となった。相変わらずタッチの細かいドリブルは健在のため、得点力さえ上げることができれば定位置確保は必然だ。今では左サイドを自身のものとしつつある。

同じくフランス代表に招集されたマンUのポール・ポグバは、「誰も彼のパフォーマンスや才能に驚くべきではない。彼は毎週いかに優れた選手かを証明しているんだ」とチームメイトの才能を称えている。マンUのチームメイトとしてマルシャルの復活は嬉しいだろう。

今回フランス代表メンバーにはワールドカップと同じくバルセロナFWウスマン・デンベレ、パリ・サンジェルマンFWキリアム・ムバッペ、マルセイユFWフロリアン・トヴァンらが招集されており、世界王者のポジション争いは熾烈だ。マルシャルが代表の座を安泰のものとするのは簡単ではないが、ひとまずは復活への一歩を踏み出すことに成功した。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ