マンUの苦戦は彼らが原因? 今季期待に応えられていない”実力者6名”

バイリーに指示を出すモウリーニョ photo/Getty Images

世界的な選手ばかりだが……

今季のマンチェスター・ユナイテッドはなかなか調子が上がらないが、無理もないだろう。本来は主軸となるべき選手たちが不振に喘いでいるのだから。もちろんジョゼ・モウリーニョのスタイルが選手たちの個性を潰してしまっているところはあるかもしれない。しかし、選手たちのパフォーマンスそのものにも原因はある。

英『Daily Mail』は今季なかなか調子の上がらない6人と題した特集を組んでいるが、いずれも実力者ばかりだ。

1.アレクシス・サンチェス



真っ先に挙げられたのはサンチェスだった。今年の冬にアーセナルから加入したサンチェスをモウリーニョは擁護し続けていたのだが、もはやそれも通用しない。今季スタートから爆発してほしいところだったが、今となっては不要な戦力となりつつある。

2.フレッジ



まだ判断を下すのは早いかもしれない。しかし今夏シャフタール・ドネツクから引き抜いたフレッジには、ポール・ポグバの守備負担を軽減する役割が期待されていたのだ。その期待値の高さから考えるとこれまでのパフォーマンスは受け入れられるものではない。

3.ロメル・ルカク



ルカクの場合はロシアワールドカップの影響もあるだろう。それでもリーグ戦11試合で4得点はあまりに寂しい。本来ならば得点王を争う位置にいてほしい選手だが、その希望は叶いそうもない。格下相手にしか結果を残せないという評判も相変わらずで、サポーターもフラストレーションを溜めていることだろう。

4.ネマニャ・マティッチ



マティッチとモウリーニョの絆は固い。チェルシー時代から重用し、マンUにも呼び寄せた。そのボール奪取力は高く評価されていたが、ここ1、2シーズンはピークを過ぎたように感じられるパフォーマンスばかりだ。一部では先発で固定されているマティッチに一部のチームメイトが不満を抱いているといった話題も出ており、マティッチのパフォーマンスはチームメイトにも認められていないのかもしれない。

いずれにしても、期待しているほど中盤でボールを回収してくれていないのは間違いない。パフォーマンスを慎重に考慮してスタメンを考えるべきだろう。

5.マーカス・ラッシュフォード



ラッシュフォードはモウリーニョから信用されていないわけではない。期待の若手として出番は与えられているが、期待に応えることができていない。決定機を外す場面も目につき、得点数が伸びてこないのだ。スピードは誰もが認めるところだが、トップスピードに乗った中でのボール扱いやフィニッュ精度には大きな課題を残している。

6.エリック・バイリー



バイリーが最大の期待外れかもしれない。昨季はサポーターもバイリーしかワールドクラスのDFがいないと嘆いていたのだが、今ではスタメンにすら入らないケースも目立つ。モウリーニョの信頼を失っているのは明らかで、サポーターもバイリーの扱いには驚いているはずだ。指揮官が代われば状況も変化するかもしれないが、移籍する案を含めバイリーの将来はどうなるのか心配だ。


バイリー、ルカク、サンチェス、マティッチは本来チームの軸となるべき選手だ。ルカクが得点を量産し、サンチェスがチャンスメイクで貢献。マティッチが中盤でボールを回収し、最終ラインはバイリーがしっかりとプロテクト。この通りに進んでいればマンUがこれほど苦戦することはない。そんなイメージ通りにはいかないものだが、彼らの不振が8位という順位に繋がっているのは明らかだろう。

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