メッシ、ネイマールだけじゃない 若手続々の”ドリブラーランクTOP10″

ギャンガンで活躍するマーカス・テュラム photo/Getty Images

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あの名選手の息子も

ネイマール、リオネル・メッシ、エデン・アザールらは現代を代表するドリブラーであり、彼らが毎試合のように観客を沸かせる突破を披露するのも今となっては当たり前だ。データサイト『Whoscored』が紹介している1試合平均ドリブル成功数ランキングTOP10を見ても、4.4回のネイマールが1位、3.9回のメッシは3位となっている。

しかしここで注目したいのが、その他の顔ぶれだ。今季ここまでのTOP10にはフレッシュな若手が数名ランクインしている。それもフランス人選手が非常に多くなっており、彼らは今後ドリブラーとして伸びてくるかもしれない。

10位:ナイム・スリティ 2.8回(ディジョン/MF/26歳)

9位:ウィルフリード・ザハ 2.9回(クリスタル・パレス/MF/26歳)



8位:ソフィアン・ブファル 3回(セルタ/MF/25歳)



7位:マーカス・テュラム 3.1回(ギャンガン/FW/21歳)



まず最初の注目はU-21フランス代表にも選ばれるマーカス・テュラムだ。テュラムという名前でピンときた人も多いだろうが、ユヴェントスなどで活躍した元フランス代表DFリリアン・テュラムの息子だ。父と違って息子のマーカスはアタッカーで、今季はリーグ・アンで9試合5得点と好成績を残している。190cm近いサイズがありながらも足下の技術も柔らかく、リーチを活かしたドリブルも迫力がある。空中戦も得意で、身体能力の高さは父親譲りといったところか。

6位:ハテム・ベン・アルファ 3.4回(レンヌ/MF/31歳)



5位:ジェフ・レーネ・アデレード 3.5回(アミアン/MF/20歳)



アーセナルサポーターは聞いたことのある名前ではないか。アーセナルのユースチームに在籍していたアデレードは、今夏フランスのアミアンに完全移籍したアタッカーだ。テュラムと同じくフランスの世代別代表に選ばれている選手で、アミアンでは主力として出場機会を得ている。まだ得点を奪えていないのは残念だが、トリッキーなドリブルも得意としている。

4位:ユーセフ・アタル 3.8回(ニース/DF/22歳)



右のサイドハーフを務めることもできるが、主に右のサイドバックでプレイするアルジェリア代表の選手だ。サイドハーフを務めることからも分かる通り、アタルの魅力は攻撃性だ。サイドバックながら縦だけでなく中へカットインするドリブルも持っており、スピードも申し分ない。新たな超攻撃型サイドバック登場といったところだろう。相手の股間を通すなどアイディアもあり、これからの成長が楽しみな選手だ。

3位:リオネル・メッシ 3.9回(バルセロナ/FW/31歳)



2位:アラン・サン・マクシマン 4.2回(ニース/FW/21歳)



マクシマンは若い選手だが、こうしたドリブルランキングでは上位の常連者となっている。ややボールを持ちすぎるところはあるものの、エラシコやクライフターンなどトリッキーなドリブルを次々と繰り出す姿勢は見ていて面白い。マクシマンもフランスの世代別代表選手で、ニースからステップアップできるか注目される。

1位:ネイマール 4.4回(パリ・サンジェルマン/FW/26歳)




こうして見ると、リーグ・アンでプレイしている選手が非常に多い。TOP10のうち7人がリーグ・アン所属の選手で、積極的に仕掛ける選手が多いという点においてリーグ・アンは見ていて楽しいリーグと言えよう。

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