なぜ本田圭佑はカンボジア代表の監督に? 明かした熱き想い

オーストラリアでプレイする傍ら、カンボジア代表の実質的な監督も務める本田 photo/Getty Images

「勇気やエネルギーを与えたい」

なぜ本田圭佑はカンボジア代表の監督、そしてゼネラルマネージャー(GM)に就任しようと思ったのか。インタビューで熱き想いを明かしている。

本田は今年8月、現役選手としては異例の代表監督就任を果たした。まだ指導者ライセンスを持っていないため、登録上ではフェリックス・ダルマス氏の名があるものの、本田が実質的にカンボジア代表の指揮を執る。新天地のオーストラリアでプロサッカー選手として結果を残す傍ら、ビデオ通話などでカンボジア代表を指導するなど、監督業にも精力的に励んでいるようだ。

そんな中、インタビューに応じた本田は「カンボジアには、まだまだ苦しい生活をしている人が多くいます。サッカーを通じて、明るい生活にするための勇気を、明日から働くエネルギーをちょっとでいいから与えたいです」とコメント。大手スポーツメディア『FOX SPORTS』のアジア版が伝えている。

そして「カンボジアの人々は意欲に満ち溢れており、これは素晴らしいことだと思います。私は日本の経済ブームについて祖父母から聞いたことがあります。漠然としていますが、良くも悪くもその時と似ていると思います」と述べた上で「私は何ができるかわかりません。この話を聞いている一部の人は『君はサッカーのコーチだ。何について話しているんだ?』と言うかもしれません。でも全然問題ありません。私はサッカーを通して責任感を持ちましたからね。私は出来るだけ多くの人々に何かを感じてもらいたいです。そして、もっと頑張るためのモチベーションにしていただけることを願っています」と話している

先日、自身のSNSでも「お金も大事ですけど、お金より大事な事ってあるじゃないですか? カンボジア代表を強くするっていうのはそんな感覚に近いんですよね」と明かしていた本田。カンボジアの人々に少しでも勇気や希望を与えることができるのか。

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