ド派手な補強だけじゃない マンCのユース組が代表の舞台で続々活躍

マンCの快速FWラビ・マトンド photo/Getty Images

今週も2人がA代表デビュー

マンチェスター・シティでは資金力を武器とした派手な補強に注目が集まりがちだが、近年は優れた若手を輩出していることも忘れてはならない。今季ならばクラブのユース出身者であるMFジェイドン・サンチョがドルトムントに渡って結果を残しているが、優れた若手は彼だけではない。

英『Manchester Evening News』が特集しているが、今回のインターナショナルマッチウィークで大きな1歩を踏み出したのがGKアリジャネ・ムリッチ(20)とFWラビ・マトンド(18)の2人だ。まずムリッチは世代別代表ではモンテネグロを選択していたが、A代表ではコソボを選択。そして20日に行われたネーションズリーグのアゼルバイジャン戦でデビューを飾っている。マンCではトップチームでベンチ入りを続けており、今はサブGKの立場にある。

18歳の快速アタッカー、マトンドも代表デビューだ。ウェールズ代表のマトンドは若手を積極的に起用している指揮官ライアン・ギグスに招集されると、20日のアルバニア代表戦で途中出場を果たした。試合は0-1で敗れてしまったが、マトンドにとっては非常に大きな1歩だ。

また同じウェールズ代表では現在マンCからオランダのFCトゥエンテにレンタル移籍している18歳MFマシュー・スミスがすでにデビューを果たしている。今年5月にデビューしたスミスはネーションズリーグでもプレイしており、こちらも将来は明るい。

さらに今ではマンCのトップチームで出番を得るMFフィル・フォデンはU-21イングランド代表に招集され、20日にはU-21デンマーク代表を5-1で粉砕することに貢献している。フォデンも才能は抜群で、今のU-21イングランド代表は歴代でもトップクラスのタレント力を誇ると評判だ。A代表に食い込んでくるのも時間の問題だろう。

彼らが全員マンCのトップチームで生き残れると決まったわけではないが、優れたタレントを輩出しているユース組織は評価に値する。補強だけでなく、若手育成でも成功を収めているマンCは理想のビッグクラブへ近づいている。

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