FWがたった3点!? バルサとレアルの躓き活かせぬアトレティコの深刻さ

アトレティコのジエゴ・コスタ photo/Getty Images

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得点が奪えない

今季のリーガ・エスパニョーラでは序盤戦からバルセロナとレアル・マドリードが想定外の躓きを見せ、混戦模様となった。リーグ制覇を狙うアトレティコ・マドリードとしては抜け出すチャンスだったのだが、アトレティコもまた苦戦しているのだ。

何よりの問題は得点力だ。今季はここまでアントワーヌ・グリーズマンが3得点を記録しているが、リーグ戦においてFW登録の選手で得点を決めているのはグリーズマンだけなのだ。ジエゴ・コスタも無得点のままで、FW陣が全く仕事をしていない。

スペイン『MARCA』によれば、12試合終了時点でFW陣が3点しか挙げていないのは2000年代に入って以降クラブワーストの数字だという。昨季もグリーズマンが2点、ケビン・ガメイロが1点の計3点だったため、昨季と並んでワーストの数字ということになる。ジエゴ・コスタも復帰して得点力アップが期待されたのだが、今季も悪い状況は改善されていないようだ。
アトレティコは2013-14シーズンにリーグ制覇を成し遂げたが、あの時ジエゴ・コスタは12試合終了時点で13得点も決めていた。ダビド・ビジャも6点決めていたため、FW陣の合計得点数は19だ。やはりリーガを制するにはそれくらい攻撃陣が爆発する必要があるのだろう。ただ堅守を貫くだけでは勝ち点を稼げない。

とはいえ今季はバルサとレアルが躓いている特別なシーズンだ。現在アトレティコは勝ち点23で3位だが、首位バルサも勝ち点は24に留まっている。まだまだチャンスは残っており、とにかく攻撃陣の爆発を待つばかりだ。

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