アルゼンチンがいよいよ新世代へ ”新エース”が手応え掴む新チームの雰囲気

アルゼンチン代表のイカルディ photo/Getty Images

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ここから再出発

ロシアワールドカップ終了後は絶望感に包まれていたが、やはりアルゼンチン代表は世界を代表するタレント王国だ。次代を担う若いタレントが続々とA代表に入ってきている。まだアルゼンチン国内でプレイしている者も多いが、今後欧州へ羽ばたくであろうタレントたちもいる。

そんな世代交代しつつあるチームで重要な存在となり得るのがインテルFWマウロ・イカルディとユヴェントスFWパウロ・ディバラだろう。2人の能力を考えれば代表でスタメンを確保するのは当然だが、リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロらの存在もあって2人にはなかなかチャンスが巡ってこなかった。そのチャンスが今訪れようとしている。

2人は先日のメキシコ代表戦で1得点ずつ記録し、2-0の勝利に貢献した。米『ESPN』などによると、イカルディも今のチームに手応えを掴んでいるようだ。
 
「僕は得点が欠けていたからね。この時を待っていたんだ。ハッピーだよ。得点なしが続くのは簡単じゃないからね。今僕たちは良い感じだし、非常に重要なものを作り上げている。今僕たちの間にある友情関係や一体感はこれまで見たこともないものだよ」
ただしイカルディは、メッシのことも忘れていない。「彼は世界最高の選手で、みんながカムバックを望んでいる。特にコパ・アメリカがあるしね」とコメントしており、メッシとの共存にも自信があるのだろう。メッシが4年後のワールドカップへ意欲があるのかは分からないが、イカルディら下の世代と噛み合えば非常に面白い。

ロシアワールドカップでは南米予選時からバタバタが続いていたが、ようやくアルゼンチンが1歩を踏み出そうとしている。

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