東京V、数的不利を跳ね返しJ1復帰へ前進 指揮官「運にも恵まれて……」

選手と勝利の喜びを分かち合うロティーナ監督 photo/Getty Images

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2008年以来のJ1復帰へ

25日にJ1参入プレイオフの1回戦が行われ、今季J2で5位の大宮アルディージャと6位の東京ヴェルディが対戦した。

前半をスコアレスで折り返した両チームだが、東京Vは59分にMF内田達也がこの日2枚目のイエローカードを提示され、残り約30分を10人で戦わなければならなくなってしまう。ただ、勝ち上がるためには勝利が必須のため、数的不利の中でも攻勢に出ると、71分に左サイドで得たFKからニアへ走り込んだ平智広が頭で合わせ、ついに先制をゲット。このリードを最後まで守りきった東京Vが1-0で大宮を撃破し、2008年以来のJ1復帰へ向けてJ1参入プレイオフの2回戦へコマを進めている。

試合後、インタビューに応じた東京Vのロティーナ監督は、まず「前半に関してはいいゲームができた。ボールを支配して何度もゴール前に侵入し、チャンスを作れた。逆に相手が我々のゴール近くにボールを運ぶ回数は少なかったと思う。後半は1トップから2トップに変えるアイデアがあったが、そのタイミングで内田選手が退場してフォーメーションを変えざるを得ない状況となってしまった。セットプレイから点を決めることができた後も、ひとり少ない状態で対応する必要があった」と試合を振り返った。Jリーグの公式サイトが伝えた。
さらに「特に残り10分は非常にプレッシャーがかかるなかで難しい時間が続いたと思う。実際にエリア内に侵入され、決定的なチャンスを何本も作られた。それでも、運にも恵まれて、ゴールを奪われずに、大きな勝利を手にすることができた」と明かしている。

そして、次戦の横浜FC戦へ向けて「シーズン中も続けてきたが、我々は一つひとつしっかり戦っていくことしか考えていない。今日も含め、3試合続けてアウェイで勝たなければいけない難しい試合が続く。難しいことは理解しているが、やっていることに対して自信を持ってプレイして戦っている。横浜FCはアドバンテージがある分、逆にプレッシャーを感じると思う。相手によって、我々はやり方を変えることはしない。シーズン中と同じことを継続して、次の試合に準備することが大事だ」と意気込みを語った。

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