神戸FWウェリントン、GK投げ飛ばすも出場停止は1試合 ただ……

1試合の出場停止処分が科されたウェリントン photo/Getty Images

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ポドルスキはお咎めなし

27日、Jリーグが出場停止選手の情報を更新。ヴィッセル神戸に所属するブラジル人FWウェリントンに対し、1試合の出場停止処分を科した。

24日に行われた明治安田生命J1リーグ第33節で、清水エスパルスとヴィッセル神戸が対戦。この試合の後半アディショナルタイムに問題が発生した。当初4分と告知されたアディショナルタイムだが、負傷者の続出などにより、終了時間を大幅に延長。最終的に20分近く時間が追加されたのだ。

さらに、アディショナルタイム中に痛恨の同点ゴールを許したことで、この展開に苛立ちを隠せなかった神戸の選手たちのプレイが徐々に荒ぶる。そして、アディショナルタイムが15分を迎えようとしたころ、ウェリントンが相手選手に危険なタックルを見舞う。すると、このラフプレイに対して怒りをあらわにした清水のベンチ入りしたいくつかの選手たちがピッチに乱入。加えて、この際にピッチに物が投げ込まれたことに対して怒りを爆発させたウェリントンも相手ベンチへ向かい、両軍が入り乱れる乱闘騒ぎに発展し、会場が一時騒然となる場面が見られた。
ウェリントンはラフプレイでイエローカードを提示され、乱闘騒ぎの際にも再びイエローカードをもらい、主審から退場を言い渡された。この判定に納得できなかった同選手は主審に猛抗議。その際、仲裁に入った清水GK六反勇治を投げ飛ばすシーンがあり、重い処分が下されるかと思われたが、1試合の出場停止処分にとどまった。なお、乱闘時にチームの主将を務める元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキも小競り合いを起こしているシーンや、試合終了後も猛抗議する姿が中継カメラに捉えられており、今後の処分に注目が集まっていたが、お咎めなしとなったようだ。

ただ過去には、乱闘騒ぎを起こした元ジュビロ磐田DFギレルメが、1試合の出場処分が発表されたのちに6試合の追加処分を科された。この問題を慎重に進めるため、ウェリントンにはひとまず次戦の出場停止を言い渡した可能性もあるが、はたして。

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