カンナバーロ以来のバロンドール候補DFに異変 世界最高に迫る男の大不振

レアルのヴァラン photo/Getty Images

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W杯明けから調子おかしく

世界最高のセンターバックの1人とまで評価されていた男に何が起きたのだろうか。27日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節ローマ戦こそクリーンシートを達成したが、レアル・マドリードDFラファエル・ヴァランの調子がなかなか上がってこない。

ヴァランは昨季もチームのチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、今年はフランス代表の一員としてロシアワールドカップも制覇した。チャンピオンズリーグとワールドカップのダブルを達成したことで、久しぶりにDFの選手がバロンドールを獲得できるのではなんて声もある。

しかし、ワールドカップ終了後からパフォーマンスがなかなか上がらない。先日のエイバル戦には先発したものの、まさかの0-3で完敗。ヴァランは怪我の影響でチームを離れていた時期もあるのだが、なんとヴァランが出場した直近8試合は1勝1分6敗と最悪の結果になっているのだ。
スペイン『MARCA』はヴァランの呪いとまで伝えており、ワールドカップ以降は評価が落ちている。ワールドカップ明けでコンディション調整に手間取る部分もあるのだろうが、いつパフォーマンスが上がってくるのかとサポーターもフラストレーションを溜めているはずだ。

最初に異変が感じられたのは8月に行われたアトレティコ・マドリードとのUEFAスーパーカップだ。アトレティコFWジエゴ・コスタがロングボールに抜け出した際、セルヒオ・ラモスのカバーに回ったヴァランが中途半端な飛び出しでボールの処理を誤ってしまったのだ。これをジエゴ・コスタに決められてしまい、実にヴァランらしくないプレイだった。

さらに10月のレバンテ戦ではスルーパスへの対応を誤って先制点を献上し、ハンドでPKも与えてしまった。バルセロナとのクラシコではルイス・スアレスを倒してPKを与えており、ワールドクラスのDFらしからぬプレイが続いている。

能力は間違いないのだが、ワールドカップ終了後は明らかに調子を崩している。失点が続いている原因の1つにヴァランが挙げられてもおかしくはないだろう。

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