疑問が出始めたジョルジーニョ・システム 「守備の部分で問題抱えている」

トッテナム戦では3失点したチェルシー photo/Getty Images

チェルシーの戦いは強敵相手にも通用するのか

開幕から安定した戦いで無敗進行を続けてきたマウリツィオ・サッリ率いるチェルシーに、少しずつ疑問の声が出始めている。話題の中心はアンカーに据えているジョルジーニョ、そしてインサイドハーフの位置で高いポジションを取るようになったエンゴロ・カンテの起用法についてだ。

前節トッテナム戦では相手の猛攻に耐え切れず3失点を喫して敗れ、リーグ戦での無敗がストップした。序盤はあれほど絶賛されていたジョルジーニョ・システムにケチがつき始めたのだ。サッリはアンカーの位置にパスをさばける選手を配置する考えを貫くようだが、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したオーウェン・ハーグリーブス氏は疑問を抱いている。

英『BT Sport』によると、同氏は4‐0で勝利した先日のヨーロッパリーグ・グループステージ第5節PAOK戦のようにボールを支配できる展開なら問題ないが、トッテナムのような強敵と対戦して満足にポゼッションできなくなった時にどうするのかを気にしている。

「強敵相手にチェルシーはボールを十分に保持できるだろうか?PAOKのような相手に支配できるのは素晴らしく、新しいスタイルを植え付けたサッリは称賛に値するし、まだ1敗しかしていない。だが、トッテナム相手のパフォーマンスは守備の部分で多くの問題を抱えていた。これを見るのは初めてじゃない。エヴァートンに対してもそうだった。彼らはジョルジーニョにマンマークをつけて消していた」

今月9日にはマンチェスター・シティとのゲームも控えている。マンCにボールを支配される展開となれば、今までと同じやり方でチェルシーが防ぐのは難しいかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ