リヴァプールの倒し方分かってきた? サポーターも納得せぬ中盤の質

ミルナーとヘンダーソンと話すクロップ photo/Getty Images

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創造性が不足しているか

ジョーダン・ヘンダーソン、ナビ・ケイタ、ファビーニョ、ジェイムズ・ミルナー、ジョルジニオ・ワイナルドゥムなど、現在のリヴァプールは中盤に多くの選手を抱えている。前線の3人に合わせて中盤もストロングポイントの1つだったはずなのだが、今この中盤の起用法を巡って議論が起きている。

問題は創造性の欠如だ。ユルゲン・クロップは先日1-2で敗れたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のパリ・サンジェルマン戦でヘンダーソン、ワイナルドゥム、ミルナーの3枚を先発させており、彼らの走力を武器に主導権を握ろうとしたのだろう。しかし、このチョイスにサポーターは納得していない。

『Football Fancast』がサポーターの声を集めているが、この3人にはクリエイティブな能力が欠けているとの意見が目立つ。司令塔となって前線に良質なボールを提供する選手が不足しているのだ。
「クロップはケイタかシャキリのどちらか、あるいは2人ともを先発させないといけない。PSG戦の中盤には創造性がない」

「ヘンド、ミルナー、ジニのトリオは好きだが、トップチーム相手には不十分。ケイタ、ファビーニョを入れて4-2-3-1にしないと」

「ヘンダーソンとワイナルドゥムの共存を続けているが、機能していない」

サポーターの思いは様々だが、確かにこの3人では相手に先行を許す展開となった際に反撃へ転じにくい。それこそNewフィリペ・コウチーニョのような存在が欲しいところだろう。

英『Liverpool Echo』も、トップチームが徐々にリヴァプールの倒し方を理解してきたと伝えている。ナポリを指揮するカルロ・アンチェロッティもリヴァプールを抑え込んだが、同メディアはリヴァプールの中盤が相手のプレスを受けた場合に攻撃を満足に組み立てられなくなることを問題視している。

PSG戦ではマルコ・ヴェッラッティのプレイが目立っていたが、あれと同じことができる選手がリヴァプールにいない。モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3枚を最大限活かすには、個の能力で中盤を支配できる存在が必要なのかもしれない。

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