サッリ・チェルシーに最初の試練 コンテ政権時の方が勝ち点は多かった

ウルブズに敗れたチェルシー photo/Getty Images

開幕直後の絶賛ムードから一転して疑問も

開幕直後は順調に勝ち点を稼いで首位争いに絡んでいたが、ここ最近はチェルシーの勢いに陰りが見える。トッテナム、ウォルバーハンプトン相手の敗戦も響き、15試合を消化した段階で9勝4分2敗の勝ち点31。順位は4位にまで落ちた。

今季から指揮を執るマウリツィオ・サッリのサッカーは魅力的で、その戦い方はすでにチェルシーサポーターのハートをがっちり掴んでいる。前指揮官アントニオ・コンテより攻撃的なのは明らかで、サポーターも今の戦いを楽しんでいることだろう。

しかし、成績で見るとどうだろうか。伊『Calciomercato』は「ファーストクライシス」と題しているが、15試合終了時点で獲得した勝ち点は昨季の方が1ポイント多いのだ。昨季は10勝2分3敗で勝ち点32を稼いでおり、勝ち点だけで判断すれば昨季の方が上だ。

昨季の場合は年明け以降に黒星が増えたために勝ち点が伸びず、トップ4入りを逃してしまった。年明け以降も安定した結果を残すことができれば昨季の勝ち点数を上回ることはできるだろうが、サッリがその安定感をチームに植え付けられるかがポイントとなる。

8日には首位マンチェスター・シティとのゲームが控えている。ここでも敗れてしまえばサポーターから不満の声が漏れるだろうが、王者相手に意地を見せられるか。

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