連敗アーセナルは冬に補強を! 英メディアが指摘した”4つ”のポジション
連敗を喫したアーセナル photo/Getty Images
トップ4入りにもう少し戦力が欲しいか
公式戦22試合連続無敗を継続していた時から一転、アーセナルはリーグ戦のサウサンプトン戦に加えて19日に行われたカバラオ杯準々決勝・トッテナム戦も落として2連敗となってしまった。トッテナムは永遠のライバルとあって、この連敗はやや印象が悪い。サポーターもこの冬に補強を進める必要があると感じたのではないだろうか。
英『Squawka』もアーセナルが今冬に手をつけるべきポジションをいくつかリストアップしているのだが、どれも今のアーセナルに欲しいものばかりだ。
・センターバック
何と言っても最初はここだ。ロブ・ホールディングが負傷離脱して以降センターバックは問題を抱えており、MFグラニト・ジャカをセンターバックに回す事態にもなっている。ここは1番手をつけるべきところだろう。
同メディアはマンチェスター・ユナイテッドDFエリック・バイリー、チェルシーDFガリー・ケイヒルを候補に挙げているが、マンUは指揮官ジョゼ・モウリーニョが解任された。これでバイリーの序列が変わる可能性もあり、そうなれば獲得は難しくなる。
ケイヒルの場合はチェルシーで試合に出ていないことによる試合勘の問題が気になるポイントで、いきなり最高のパフォーマンスを見せてくれるかは微妙なところだ。
・左サイドバック
左サイドバックにはナチョ・モンレアル、セアド・コラシナツの2枚が揃うが、今季この2人は怪我で戦列を離れる時期があった。それもあって同メディアは2人のコンディションを気にしており、加えてモンレアルとクラブの契約は来夏までだ。センターバックほどではないが、左サイドバックも補強ポイントに挙げられている。
理想的な候補はレアル・ベティスでブレイクする22歳の攻撃的左SBジュニオール・フィルポ、さらに指揮官ウナイ・エメリがパリ・サンジェルマンで指揮を執っていたことから、19歳のフランス人DFスタンリー・エンソキも候補に挙がっている。マンチェスター・シティに在籍していた経験を持つPSVの21歳DFアンヘリーノも攻撃的サイドバックとして興味深い存在だ。
・ウイング
同メディアによれば、今季アーセナルで1試合平均のドリブル成功数が2回を超えているのはアレックス・イウォビとメイトランド・ナイルズの2人だけとなっており、1対1で勝負できるタレントが不足している。最終ラインのように補強を急ぐ必要はないが、戦いの幅を広げるためには突破力のある選手が欲しい。
候補にはボカ・ジュニアーズのクリスティアン・パボン、リールのニコラス・ペペが挙げられており、2人とも以前からアーセナルが目をつけていたと言われる選手だ。特にペペは今季リーグ・アンで大きく成長しており、市場の人気選手となっている。獲得できれば大きなプラスだ。
・アーロン・ラムジーの代役
ラムジーは今季限りでクラブとの契約が切れることになっており、いずれは後継者を獲得しなければならない。ここは18歳のエミール・スミス・ロウにチャンスを与える案もあるのだが、同メディアは完璧な後継者としてバルセロナMFデニス・スアレス、アーセナル行きも噂されるMLSのアトランタ・ユナイテッドMFミゲル・アルミロンの名前を挙げている。アルミロンはニューカッスルも興味を示している逸材だ。
守備の補強の方が急ぐべきだが、アーセナルは冬の補強をヒットさせることができるのか。トップ4入りを果たすにはもう少し戦力が欲しいところだろう。