ベイルより得点多く レアルは昨季24ゴールの生え抜き選手を覚えているか 

ラージョでプレイするラウル・デ・トマス photo/Getty Images

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今季は1部で奮闘

今は少し印象が薄くなっているところがあるが、今夏レアル・マドリードで大きな注目を集めていた選手がいる。昨季レンタル先のラージョ・バジェカーノで24得点を記録した24歳のFWラウル・デ・トマスだ。昨季ラージョはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に所属していたのだが、ラウル・デ・トマスの活躍もあって見事に1部へ昇格。

その活躍からラウル・デ・トマスはレアルでカリム・ベンゼマのバックアッパーとしてプレイするのではないかとも思われたのだが、レアルはリヨンからFWマリアーノを再獲得。ラウル・デ・トマスはクラブと2023年まで契約を延長し、今季もそのままラージョにレンタル移籍することになった。

現在ラージョはリーグ戦で19位と大苦戦しており、1シーズンで2部に落ちる可能性もある。しかしそのチームでもラウル・デ・トマスは奮闘を続けており、ここまでチームトップとなる5得点を記録している。スペイン『MARCA』もこの活躍に注目しているのだが、比較対象としてFWガレス・ベイルが批判されている。ベイルはまだリーグ戦で4点しか奪っていないからだ。
得点率もベイルが263分に1得点なのに対し、ラウル・デ・トマスは223分間に1得点だ。ベイルはクラブワールドカップで鹿島アントラーズ相手にハットトリックを記録するなど徐々に調子を上げてきているが、この勢いをリーグ戦に持ち込まないことにはラウル・デ・トマスとの比較を続けられるだろう。

残留を争うラージョでプレイしているためにレアルサポーターは忘れているかもしれないが、クラブのアカデミー出身であるラウル・デ・トマスにも注目すべきだ。

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