ユーヴェとナポリだけで”7人”も!? セリエA前半戦ベストイレブンを支配

ナポリのインシーニェ photo/Getty Images

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タレント力で他クラブを凌駕

今季のセリエAはユヴェントスが無敗で首位を快走し、それをカルロ・アンチェロッティ率いる2位ナポリが追いかける展開となっている。ユヴェントスとナポリの間には勝ち点差9がついているため、あまり2強というイメージはないだろう。しかし他の18チームと比較すると、やはりユヴェントスとナポリの実力は別のレベルにあると言っていい。

伊『Calciomercato』は前半戦終了時点でのセリエAベストイレブンを紹介しているが、11人中7人がユヴェントスとナポリから選ばれている。

GK:アレッシオ・クラーニョ(カリアリ)

このベストイレブンの中では唯一10位以下のチームから選ばれた選手となっている。24歳のイタリア人GKは残留を第一目標とするカリアリで奮闘しており、同メディアも極めて重要なパフォーマンスをしていると評価。イタリアで最も才能あるGKの1人と絶賛している。

DF:ジョアン・カンセロ(ユヴェントス)、アレクサンデル・コラロフ(ローマ)、ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)、カリドゥ・クリバーリ(ナポリ)



最終ライン4人の顔ぶれはこうなった。テクニック、スピード、クロスが抜群に評価されるサイドバックのカンセロ、若いローマにおいてリーダーシップを発揮するとともに4得点を記録しているコラロフ、セリエAに留まらず欧州全体で評価されるクリバーリ、ここまでパーフェクトなシーズンを送っていると絶賛されるキエッリーニ。この4人の選出は妥当だろう。

MF:ミラレム・ピアニッチ(ユヴェントス)、アラン(ナポリ)、マルセロ・ブロゾビッチ(インテル)



ピアニッチはユヴェントスで絶対替えが利かない司令塔となっており、攻撃の組み立てには欠かせない。アランに関しては、同メディアも彼抜きではアンチェロッティも何もできないと絶賛。ブラジル代表に選ばれたのも当然と伝えている。ブロゾビッチは攻守両面で効いており、ボールをリカバリーする能力に加えて巧みなパスが評価されている。

FW:クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)、マウロ・イカルディ(インテル)、ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)



14得点を挙げて得点ランク首位を走るロナウドも当然選ばれている。しかも今季のロナウドはチャンスメイカーとしても高い評価を受けており、アシストでもチームに貢献している。イカルディはインテルの象徴そのものであり、このストライカー抜きで3位はあり得ない。インシーニェはアンチェロッティの下でポジションを中央に移しており、7得点5アシストと決定的な活躍をする頻度が増えている。同メディアもインシーニェにとってベストシーズンになっていると評価している。


こう見ると、やはりユヴェントスとナポリのタレント力が他クラブを凌駕しているのは間違いない。世界最高の点取り屋ロナウド、世界最高クラスのセンターバックと評価されるクリバーリなど、彼らが1位、2位フィニッシュするのは自然な流れと言えよう。

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