これがドルトムントらしさ! 安く買い、高く売るプリシッチ売却に絶賛の声

ドルトムントが売却したプリシッチ photo/Getty Images

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チェルシーに6400万ユーロで売却

ドルトムントは2日にMFクリスティアン・プリシッチがチェルシーに移籍したことを発表したが、これぞドルトムントらしいと言える取引だった。プリシッチは6400万ユーロの移籍金で売却されており、スペイン『MARCA』は「ドルトムントは再び安く買い、高く売るエキスパートだと証明した」と取り上げている。

もちろん手放したくなかったケースもあるだろう。例えば2017年夏にはFWウスマン・デンベレを総額1億4500万ユーロでバルセロナに売却。もう少し留めたかったかもしれないが、デンベレの意志が固かったこともあって売却が実現した。これもドルトムントらしいチーム運営の1つだ。

他にもマッツ・フンメルス(→バイエルン)、ヘンリク・ムヒタリアン(→マンチェスター・ユナイテッド)、イルカイ・ギュンドアン(→マンチェスター・シティ)、香川真司(→マンチェスター・ユナイテッド)などもそうだ。同メディアは金を生み出すマシーンとドルトムントを評しているが、逸材発掘から高値での売却はドルトムントの得意技となっている。
しかも今回のプリシッチの場合は理想的とも言えるだろう。すでにドルトムントではジェイドン・サンチョが育っており、プリシッチですらスタメンが保証されない状況を生み出している。加えて今季はリーグ制覇も見えてきている。チェルシーに6400万ユーロもの金額で売却できたのはポジティブに捉えられるはずだ。

スペイン『El Mundo』はドルトムントが2013年にマリオ・ゲッツェを手放してから5億7000万ユーロ分も選手を売却してきたと伝えている。今のチームも若い選手が多いため、今後も引き抜かれるだろう。今季は結果も出ており、ドルトムントにとって理想的な状況となっている。

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