ラムジーはユヴェントスに必要な選手か? スタメン確保できるか疑問も

アーセナルのラムジー photo/Getty Images

スタメンの保証はない

ここ最近はアーセナルとの契約が満了するMFアーロン・ラムジーのユヴェントス移籍説が頻繁に噂されており、アーセナル退団は決定的と見られている。ユヴェントスも強い関心を示しているようだが、そもそもユヴェントスでラムジーは先発ポジションを確保できるだろうか。

ユヴェントスは過去にもアンドレア・ピルロやダニエウ・アウベスなどフリーで優秀な選手を獲得してきた実績がある。しかし伊『Calciomercato』は、ラムジーに関してはユヴェントスでの具体的な起用法が見えてこないと伝えている。

ラムジーは攻守に上下動できるボックス・トゥ・ボックスの選手だが、より攻撃で違いを発揮する選手だ。しかしユヴェントスの中盤ではアンカーの位置から攻撃を組み立てるミラレム・ピアニッチ、ラムジーより泥臭い仕事をこなせるブレーズ・マテュイディがおり、同メディアはこの2人はスタメンから外せないと考えている。となれば、今後も[4-3-3]のシステムを使う場合ラムジーに残されたポジションは1つのみとなる。

他にもサミ・ケディラ、ロドリゴ・ベンタンクールなどユヴェントスには優れたMFが揃っており、ポジション争いは激しいものとなるだろう。また同メディアはユヴェントスが中盤の選手にハードな守備を求めていると伝えており、ラムジーがその役割に合うMFとは考えていないのだ。ラムジーは相手のファイナルサードへと侵入し、シーズンに二桁得点は狙おうかという攻撃的な選手だ。そうした存在がチームに求められているのか同メディアは疑問を抱いている。

またラムジーが中盤から積極的に前線へ顔を出すようになることで、パウロ・ディバラとプレイエリアが被ってしまわないかも懸念事項に挙げられている。これは指揮官次第だが、どちらにしてもラムジーは先発ポジションが保証されていないというのが同メディアの考えだ。優秀な実力者なのは間違いないが、ユヴェントスで出場機会は増加するだろうか。

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