優勝戦線から後退のレアル リーグ上位陣でワーストタイの数値とは

首位バルセロナとの勝ち点差が10にまで開き、リーグ優勝は絶望的に photo/Getty Images

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試合序盤の戦い方に難あり

現地時間6日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節でレアル・ソシエダに敗れ、リーグ戦2試合連続で勝利を逃す形となったレアル・マドリード。首位バルセロナとの勝ち点差も10にまで開き、今季のリーグ制覇は絶望的な状況となった。

今季のリーガ・エスパニョーラ上位6クラブ中最多の23失点を喫しているレアル・マドリードだが、着目すべきは失点の時間帯だ。同クラブは試合開始からの15分間で計5失点を喫しているが、これは3位セビージャと並び、上位6クラブ中ワーストの数値。ソシエダ戦の前半1分頃にはセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランの両センターバック、及びアンカーのカゼミロへのパスコースを塞がれたGKティボー・クルトワが、中盤へロングボールを供給。この苦し紛れのキックが災いして自陣でボールを失ったレアルは、相手のカウンターに晒されてPKを献上してしまった。

昨年10月に解任されたフレン・ロペテギ前監督の後任を引き受け、リーグ戦で9位まで沈んだ同クラブを来季のチャンピオンズリーグ出場権が狙える位置までに浮上させたサンティアゴ・ソラーリ監督だが、現時点ではマンツーマン気味のハイプレスを仕掛けられた際の対応策に乏しい。選手たちも直近の公式戦では序盤から積極的にプレスをかけてくる相手に手を焼いており、それが早い時間帯での失点に繋がってしまっている。最終ラインから丁寧にショートパスを繋ぐスタイルは就任以降選手たちに徹底させているが、そろそろ“第2プラン”を落とし込むべきだろう。

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