FA杯、カラバオ杯はどう響く? 優勝争いはマンCよりリヴァプール優位だ

マンCはカップ戦でも順調 photo/Getty Images

英メディアは日程の差を指摘

3日に行われたマンチェスター・シティとの直接対決に敗れてしまったリヴァプールは、首位を保ちながらも2位マンCとの勝ち点差が4に詰まってしまった。あの敗戦で少し重い空気もあるが、英『Daily Mirror』はまだリヴァプールが優位と見ている。

もちろん勝ち点でリードしていることもあるが、同メディアが気にしているのは日程だ。リヴァプールはカラバオ杯に続き、7日に行われたウォルバーハンプトンとのFA杯3回戦も落としてしまった。喜ぶべき話ではないが、リヴァプールに国内カップ戦は残っていない。一方でマンCはFA杯でも順調に勝利し、カラバオ杯は準決勝まで勝ち進んでいる。そのため試合数でリヴァプールと差が出てくる。

リヴァプールがここからの6週間でリーグ戦5試合、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ・バイエルン戦の6試合をこなす予定となっているのに対し、マンCは8日に行われたカラバオ杯準決勝1stレグのバートン・アルビオン戦を含めると同期間に9試合こなすことになる。1月にはバートン・アルビオンとの2ndレグ、そしてFA杯4回戦のバーンリー戦が予定されており、リヴァプールより消耗があるのは間違いない。

またその試合数が多い1月を乗り越えると、2月初めからアーセナル、チェルシーとの連戦だ 。そしてチャンピオンズリーグのシャルケ戦を挟み、エヴァートンとの戦いが控える。マンCが勝ち点を取りこぼすとすれば、このあたりになるのかもしれない。

リヴァプールはチャンピオンズリーグのバイエルン戦を除けば、強豪と対戦するのは2月23日のマンチェスター・ユナイテッド戦くらいのものだ。この1月、2月の戦いで両チームの状況がどう変わるのか。ここが1つの勝負どころとなりそうだ。

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