史上最強ユニット”MSN”の記憶が蘇る バルサで完成した新たなトリデンテ

得点を量産するバルサの新ユニット photo/Getty Images

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3トップの得点数が50を超えた

2014-15シーズンに3冠を達成したバルセロナは、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの3人で構成されるMSNが全てだった。驚異の3人を止める術はなく、圧倒的な攻撃力で全てのチームをねじ伏せることができた。相手の守備陣にとっては悪夢だっただろう。

その再来となるのだろうか。今のバルセロナにはMSNを思わせるようなユニットが完成しつつある。メッシ、スアレスに成長してきたウスマン・デンベレを加えるMSDだ。バルセロナは20日にレガネスを3-1で撃破したが、このゲームでは3人が1得点ずつ決めている。MSN時代にはこのようなことも毎回のように起きていた。

スペイン『MARCA』は、デンベレの活躍から「MSNの記憶がよみがえる。バルセロナは再びトリデンテを持つことになった」と取り上げている。デンベレは2017年の夏にドルトムントからバルセロナへ加わった選手だが、1シーズン目は怪我の影響などもあってフルシーズンを戦うことができなかった。そのため指揮官エルネスト・バルベルデは3トップを諦めて[4-4-2]のシステムで戦うなど工夫を施していたのだが、デンベレが調子を上げている今季は攻撃的な[4-3-3]を使用できるようになった。これは実にバルセロナらしいスタイルだ。
今季はすでにメッシが25得点、スアレスが15得点、デンベレが13得点を決めており、3人だけで得点数が50を超えている。昨年12月8日に4-0でエスパニョールを撃破したゲームからは、レバンテ戦でジェラール・ピケが得点を決めた以外はリーグ戦の全19得点を3人が決めている。

今季のバルセロナにはまだ3冠の可能性が残されているが、新たなトリオは欧州を支配してしまうのだろうか。

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