サウジアラビアに注意せよ! 日本代表の脅威となり得る”快速アタッカー”

サウジアラビアのアル・ムワッラド photo/Getty Images

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相手指揮官もベスト8入りへ意気込み

アジアカップで順調に決勝トーナメントへ駒を進めた日本代表は、ベスト16でサウジアラビア代表と対戦する。日本が入っているトーナメントの山ではアジア最強と言われるイラン代表が最大の強敵となっているため、すでに準決勝でイランとぶつかるシナリオを描いているサポーターもいるだろう。しかし、サウジアラビアも油断ならない相手だ。

英『FourFourTwo』が両チームを紹介しているが、サウジアラビアを指揮しているのはチリ代表を指揮してコパ・アメリカを制するなど実績を出しているファン・アントニオ・ピッツィだ。小柄なテクニシャンが揃うチリ代表では細かくボールを繋ぐサッカーを実践していたが、今回のサウジアラビア代表もグループステージ3試合全てでポゼッション率70%超えを記録している。日本相手ではポゼッション率が多少落ちるだろうが、コンセプトを大きく変えることはないだろう。

ピッツィは、「我々はアジアカップ優勝候補の一角と顔を合わせると理解している。日本はアジアのベストだ。だが、我々も高い自信を持っている。それがここにいる理由だからね。簡単なゲームにはならないだろうが、勝ちに行く」とコメントしている。ベスト8進出へ意気込みは十分だ。
また同メディアでは注目選手も紹介されているが、日本代表では先日のウズベキスタン代表戦でヘディングから貴重な同点弾を決めたFW武藤嘉紀が選ばれている。大迫勇也の状態が気になるところだが、武藤は途中出場からでも貴重な得点源になり得る。森保ジャパンで生き残るためにも、ゴールに貪欲になっているはずだ。

一方でサウジアラビア代表の方は最前線に構えるであろうファハド・アル・ムワッラドが注目選手に挙げられている。ムワッラドといえば2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選で日本相手に得点も決めている快速アタッカーで、今大会も2得点を挙げている。同メディアは日本にとって脅威になると伝えており、ムワッラドを使った一発の速攻には注意が必要だ。

サウジアラビアは結果こそ出なかったが、ロシアワールドカップにも出場したチームだ。日本の方が実力で上回っているのは間違いないが、細心の注意を払って試合に臨むべきだろう。

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