[日本代表]7割以上のボール支配率を許すも 冨安の先制弾を守りきり8強

冨安の先制弾を喜ぶ日本代表メンバー photo/Getty Images

終始ボールを支配された日本

日本代表は21日、UAEで開催されているアジアカップのラウンド16で、グループEを2位通過したサウジアラビア代表と対戦した。

負ければ即敗退が決まるこの一戦で、森保一監督はグループリーグ第2戦のメンバーを中心に起用。主将の吉田麻也や期待の若手FW堂安律らが名を連ねる中、北川航也に代わって第3戦で貴重な同点ゴールを決めた武藤嘉紀がスタメン入りを果たした。

立ち上がりからサウジアラビアにボールを支配され、苦しい時間帯が続く日本。しかし、きっちりとブロックを組み耐え凌ぐと、ワンチャンスをモノにする。20分に左CKを得ると、柴崎岳のクロスにDFとの駆け引きに勝った冨安健洋が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。その後、両チームが高い位置から積極的にプレッシャーをかけ、中盤で激しい攻防が繰り広げられるが、スコアは動かず、日本が1点リードしてハーフタイムを迎えている。

後半に入っても、ボールを支配するのはサウジアラビア。しかし、日本もカウンターからゴール前までボールを運び、60分にはサイドチェンジから武藤が決定機を迎える。エリア内へ侵入しシュートを放つが、相手の守備に阻まれ、追加点を挙げるには至らなかった。

時間が経つにつれてにリスクを冒して攻めてくるサウジアラビアだが、日本は最後まで集中力を切らさずにその猛攻をきっちりシャットアウト。相手に約76パーセントのボール支配率と、3倍のシュート数(日本:5本、サウジ:15本)を許したが、1-0で勝利をもぎ取り、ベスト8進出を果たしている。なお、準々決勝ではヨルダン代表を退けたベトナム代表と対戦する予定となっている。

[スコア]
日本代表 1-0 サウジアラビア代表 

[得点者]
日本代表:冨安(20)

[スターティングメンバー]
日本代表:権田、酒井、冨安、吉田、長友、遠藤、柴崎、堂安(→塩谷 89)、原口、南野(→伊東 77)、武藤(→北川 90+2)

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