ボローニャ、ミランの足跡をたどる インザーギ解任であの“鬼軍曹”を招へい

古巣ボローニャへの復帰が決まったミハイロビッチ氏 photo/Getty Images

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ミランと同様の監督交代劇

ボローニャは28日、チームの指揮官を務めていたフィリッポ・インザーギ監督を解任し、新指揮官にシニシャ・ミハイロビッチ氏を招聘したと発表した。

現在45歳のインザーギ監督は、2014年6月に古巣ACミランで監督キャリアをスタートさせたが、近年低迷に苦しむチームを再建することができず。セリエAの2014-15シーズンを10位で終えたため、わずか1年で解任された。そして1年間の休養を経て、2016年6月に当時セリエCに所属していたヴェネツィアの指揮官に就任すると、1年で見事セリエBへ昇格させ、翌シーズンも同リーグで昇格プレイオフ圏内となる5位へ導いていた。そんな手腕を買われ、今季からセリエAのボローニャを指揮することとなったが、第21節終了時点でわずか2勝しか挙げることができない。勝ち点「14」で降格圏内の18位に低迷していることから、シーズン半ばながら指揮官を解任されることとなってしまった。

一方、現在49歳のミハイロビッチ新監督は、フィオレンティーナやサンプドリア、ミラン、トリノでの経験を経て、10年ぶりに監督キャリアをスタートさせたボローニャ(2008年11月から2009年4月まで指揮)への復帰が決まった。当時はわずか5カ月半で解任されてしまったこともあり、熱血的な鬼軍曹として知られるミハイロビッチ監督は、リベンジに燃えていることだろう。
また、インザーギ監督からミハイロビッチ監督に引き継ぐこの監督交代劇は、2015年夏にミランが行なったものと同様のもの。そのためイタリアでは注目を集めており、伊『calciomercato』は「ボローニャがミランの足跡をたどる」と取り上げている。ミランではこの監督交代は思うようにいかず、ミハイロビッチ体制は1シーズンもたなかったが、ボローニャでは吉と出るのか、凶と出るのか。

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