“イングランド版イニエスタ”!? ビッグゲームで頼れるマンUのアタッカー

マンUのリンガード photo/Getty Images

CL決勝へ導くスーパーセーブ

マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、ロメル・ルカクなどマンチェスター・ユナイテッドは優秀なアタッカーを抱えているが、その中で少しタイプが異なるのがMFジェシー・リンガードだ。イングランド代表の一員としてロシアワールドカップにも出場したリンガードは、どこかイングランド人選手らしからぬ特長を持っている。

爆発的なスピードで縦に勝負することもできる選手だが、狭いスペースでボールを受けて密集を突破できる細かなテクニックが特徴的だ。ポジショニングにもセンスを感じさせるものがあり、主にトップ下の位置で攻守両面に走り回ることができる。スーパースターというわけではないが、マンUにとって大きな存在と言えよう。

英『FourFourTwo』によると、アレックス・ファーガソン氏の下でコーチを務めたレネ・ミューレンスティーン氏もリンガードの能力を高く評価している。小柄だが、確かなテクニックと軽やかな身のこなしで密集を突破する姿は現ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタを思わせるとの評価だ。

「彼はイングランド版のイニエスタだ。彼はライン間でプレイできるし、機動力があって判断力も早い。相手をかわすこともでき、味方とのコンビネーションプレイも良い。ここ数シーズンは重要なゴールも決め始めているしね」

同氏の評価通り、重要なゲームで得点を決めているのもリンガードの特徴なのだ。今季もリーグ戦でリヴァプール、アーセナル、さらにFA杯でもアーセナル相手に得点を記録している。こうした勝負強さも魅力で、前線からの守備を含めビッグゲームで頼りになる存在だ。マンUはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマンと対戦することになっており、こうした大一番でイングランド版イニエスタの輝きに期待がかかる。

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