今冬も市場をかき回したが…… PSG指揮官「満足しているわけではない」

PSGを指揮するトゥヘル photo/Getty Images

期待していたほどの補強はできず

パリ・サンジェルマンは今冬も市場を盛り上げる存在ではあったものの、期待されたほどの補強はできなかった。一時は合意間近かと言われたアヤックスMFフレンキー・デ・ヨングはバルセロナに向かい、エヴァートンの守備的MFイドリッサ・ゲイェの獲得も実現しなかった。指揮官トーマス・トゥヘルはセビージャのMFサラビアにも興味を示していたようだが、こちらも実現はしなかった。

ゼニトからMFレアンドロ・パレデスは獲得したものの、トゥヘルは今回のクラブの動きに満足していない。噂ばかりが先行して結果がついてこなかったとも言うことができ、米『ESPN』によるとトゥヘルは全てには満足していないと語っている。

「レアンドロを獲得できてハッピーかと問われれば、もちろん彼が加入してハッピーだ。だが、全てに満足しているかと問われれば、そうじゃない。市場の動きに怒っているわけではない。1月の移籍は常に難しいものだ。どのチームが選手を失いたいと思うんだ?どこもそうは考えないよ」

冬の市場では選手側も移籍に難色を示すケースがあり、大幅な戦力アップを望むのは難しい。またシーズン途中から合流した選手がスムーズにフィットするケースも稀だ。トゥヘルは守備的MFの獲得にこだわっていたようだが、レアンドロ・パレデスはトゥヘルが求めていたものをチームにプラスできるのか。今季もチャンピオンズリーグで結果を出せなかった場合、昨夏の市場と合わせて補強が上手くいかなかったことが理由に挙げられそうだ。

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