“アジア最強ストライカー”はどこへ行く!? 26歳で迎えるW杯への理想

アジアカップで得点王を獲得したアリ photo/Getty Images

アジアカップで一気に飛躍

今回のアジアカップで最大のサプライズを起こした者といえば、文句なしでカタール代表FWアルモエズ・アリだ。22歳のストライカーは大会前から注目されていたものの、まさか元イラン代表の英雄であるアリ・ダエイ氏が記録した1大会8得点の数字を更新する9得点を決めるとまでは予想されていなかった。

アリ本人も、「ゴールは決められると思っていたが、9点までは考えていなかった。2点、3点くらいかと考えていたけど、チームが上手く守備をして僕を助けてくれた。たった1失点だったからね。得点を決めていなければ問題だったよ。アリ・ダエイの記録を破ったのはアメイジングなことだよ」と振り返っている。

まさにNewヒーロー誕生といったところで、当然アリには欧州のクラブが目をつけていることだろう。スペイン『as』もアリに注目しているが、アリ自身も「欧州に行って学び、2022年にドーハへワールドカップで戻ってきたい」とコメントしており、欧州行きを望んでいる。

2022年にはカタールでワールドカップが開催されるが、現在22歳のアリは当然そこを狙っている。欧州トップレベルで経験を積み、26歳と中堅世代になった良い段階でワールドカップを迎えるというのがアリの思い描くシナリオだ。全てが上手くいけばアリはワールドカップで主役となるかもしれない。

アジアカップでの得点王獲得&優勝は一時の勢いではなく、本物の実力なのか。カタールとアリはそれを4年後に証明しなければならない。一気にアジア最高のストライカーになったアリが4年後にどう変化しているのか楽しみだ。

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