CL第1戦、スコアレスはホームとアウェイどちらが有利? 過去のデータは

リヴァプール対バイエルンはスコアレスドロー photo/Getty Images

今季ベスト161stレグでは2試合がスコアレスドロー

チャンピオンズリーグの決勝トーナメントにおいて、1stレグをスコアレスドローで終えた場合ホームとアウェイのどちらが有利なのだろうか。例えば今季ではベスト16の1stレグでリヴァプールVSバイエルン、リヨンVSバルセロナの2試合がスコアレスドローだった。2ndレグはそれぞれバイエルンの本拠地、バルセロナの本拠地で行われることになるが、果たしてどちらが有利なのか。

2ndレグをホームで戦うチームは、シンプルに勝てばいい。ホームサポーターの声援を受けて勝利を狙いにいけるのは有利と考えられる。一方、2ndレグをアウェイで戦うチームはアウェイゴールを奪えば有利に試合を展開できる。1-1のドローでも突破できることになり、こちらも有利と考えることができる。

そこで英『FourFourTwo』はどちらが有利なのか検証しているが、過去の戦いを参考にすると2ndレグをホームで戦うチームの方が成績が良い。今回でいうならバイエルンとバルセロナが有利ということだ。

2000-01シーズン以降では、1stレグがスコアレスドローに終わったゲームが計25試合ある。そのうち60%にあたる15試合は、2ndレグをホームで戦ったチームが勝利している。例えば2008-09シーズンのベスト16ではインテルがホームでマンチェスター・ユナイテッドとスコアレスドローで終えたが、2ndレグではホームのマンUが2-0の勝利を収めている。

昨季はマンUがアウェイでの1stレグでセビージャとスコアレスドローに終わったが、ホームで戦った2ndレグで1-2のスコアで敗れることもあった。ただ、こうしたケースはそれほど多くない。やはり2ndレグをホームで戦う方が有利なのかもしれない。

この傾向はヨーロッパリーグも同じで、2004-05シーズン以降では1stレグがスコアレスドローに終わったゲームが計47試合。そのうち31試合は2ndレグをホームで戦ったチームが突破している。

今季もリヨンと引き分けたバルセロナはカンプ・ノウで迎える2ndレグで勝利を収める可能性が高い。リヴァプールとバイエルンの戦いは予想が難しいが、過去のデータを頼るならバイエルン有利だ。絶対とは言い切れないが、やや気になるデータではあるだろう。

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