イブラの言葉が重く響く…… スパーズのエース・ケインは移籍すべきなのか

チェルシーに敗れたトッテナム photo/Getty Images

続きを見る

連敗でタイトル遠のく

毎シーズン惜しいところまでいくのだが、あと一歩タイトルに届かない。これがマウリシオ・ポチェッティーノ率いるトッテナムの正直な感想だろう。リーグ戦でもトップ4の常連にはなりつつあるものの、優勝まで狙うならもっと違う何かが必要だ。

前節は格下バーンリーにまさかの敗北を喫し、27日にはチェルシーに0-2で敗れた。終盤にきての連敗は衝撃が大きく、これで首位リヴァプールとは勝ち点差9がついてしまった。それどころか4位アーセナルが勝ち点差4、5位マンチェスター・ユナイテッドが勝ち点差5と近づいてきており、目標はトップ4死守に切り替えるべきだろう。

ここで英『METRO』が思い出しているのは、先月ズラタン・イブラヒモビッチがトッテナムのエースであるハリー・ケインに対して語っていた言葉だ。イブラヒモビッチはケインを優秀なストライカーと認めているが、タイトルが欲しいならトッテナムを離れろとアドバイスを送っていたのだ。
「イングランドにいる時に彼のプレイを見たけど、彼は良いストライカーだよ。まだ成長しているし、上手くやっている。だが、ビッグクラブでプレイするということは、失礼ながらトッテナムのようなノーマルクラブで良いプレイをすることとは違うんだ。何かを勝ち取りたいなら、変える必要がある。トッテナムは素晴らしいチームだとは思うが、全てを勝ち取るレベルにはない。たとえファンタスティックな監督を抱えていたとしてもだ」

この言葉は今非常に重いものとなっている。今回の連敗でトッテナムはひとまず優勝争いから脱落したと考えてもいいだろう。リヴァプールと2位マンチェスター・シティはほとんど勝ち点を落とすことがない。ケインが復帰してトッテナムは調子を上げていくはずだったのだが、まさかの停滞。ケインはそろそろ未来を考える時なのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ