シャビ・イニエスタ級の技術? マンUの巨人FWルカクが持つ柔軟性

マンUのルカク photo/Getty Images

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クラブOBは足下の技術も絶賛

オーレ・グンナー・スールシャール体制になってからFWマーカス・ラッシュフォードが結果を出し始めたこともあり、マンチェスター・ユナイテッドFWロメル・ルカクはポジションを完全に奪われるのではないかとの不安もあった。しかし、ルカクは前節のクリスタル・パレス戦で2得点を記録。マンUの9番を背負うにふさわしい存在だと改めてアピールした。

英『TalkSport』によると、クラブOBディミタール・ベルバトフ氏もルカクのことを気に入っている人物の1人だ。ルカクといえばサイズを活かしたパワー、さらに縦へのスピードが魅力だが、ベルバトフ氏は足下の正確な技術も評価している。

その技術が出たシーンとしてベルバトフ氏が挙げたのは、スコアレスドローに終わった2月のリヴァプール戦だ。このゲームでルカクは最終ラインの裏に飛び出したジェシー・リンガードに正確なスルーパスを通している。同氏はあのような細かいプレイもできる選手とルカクを評価しているのだ。
「私はルカクが好きだし、彼はポジションを守っているよね。彼はスタメンに入るべくハードワークしているし、それはクリスタル・パレス戦でも見て取れた。現代では3トップを多くのチームが採用していて、トリオは相手を惑わすためにポジションを交換する。ルカクも右サイドや左サイドに流れてスペースを使う能力があり、そこからいくつかアシストもしている。リヴァプール相手にリンガードへ通したものがあったけど、あのパスができる選手は多くない。シャビとイニエスタを見ているようだったよ。みんなが思っているような1つのことしかできない選手ではないよ」

ルカクは190cmを超えるサイズもあってかダイナミックなFWと捉えられるが、ベルバトフ氏は足下の技術も評価している。ラッシュフォードが評価を高めているのは間違いないが、同時起用することも可能だ。スールシャールが2人をどう起用していくのか、ここからの激しいポジション争いが楽しみだ。

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