クリバリ2世を獲れ! 失点過多のアーセナルに英メディアが助言

U21フランス代表にも選ばれているDFマラング・サール photo/Getty Images

最終ラインにテコ入れを

2日に行われたプレミアリーグ第29節において、アーセナルはトッテナムを相手に先制しながらも最終的にはハリー・ケインのPKで追いつかれ勝ち点1を分け合った。現在チームは5位につけており、4位マンチェスター・ユナイテッドと1試合消化が少ない暫定6位チェルシーとの差はともに1ポイントずつ。熾烈なCL出場権争いを繰り広げている一方で、彼らの守備に不安を覚えている人も多いだろう。なぜなら今季ここまでの失点数は39でビッグ6の中でワーストなのだ。ちなみに得点数はリーグ全体で3位の61、攻撃と守備のバランスが取れていないのは数字を見れば明らかである。

英『sportskeeda』は、アーセナルに対して補強の提案をしている。その選手とはリーグ・アンのニースに所属するDFマラング・サール。サールはセネガル生まれの20歳でU21フランス代表にも選出されている左利きのCBだ。同メディアは「敏捷性があってハードなタックルを仕掛けるうえ、攻撃時には状況に応じて華麗なドリブルを披露する優れた選手だ」と彼のことを絶賛している。フランスとセネガルにルーツを持つDFといえば、ナポリのカリドゥ・クリバリを思い出す人が多いだろう。サールはセネガル生まれでありながらU-21ではフランス代表を選択している。クリバリもアンダー世代ではフランス代表だった選手であるため、彼がフル代表に召集された場合どちらの国を選択するかにも注目だ。

近頃のアーセナルは主にベテランの33歳コシェルニーと30歳のソクラティス、中堅の26歳ムスタフィをCBとして起用しており若さに欠ける印象がある。3バック時にはモンレアルが左に入るがこちらも33歳と高齢。若い23歳のホールディングは膝の負傷で長期離脱中であり、21歳マヴロパノスは怪我から復帰後、コンスタントにベンチ入りしつつも試合に絡めない時間が多い。経験豊富なベテランや中堅を起用しながらも前述のような失点の多さでは、ピッチ外から若手の有望株を求める声があがるのも無理はない。はたして、エメリはこの現状をどう捉えており夏の補強を含めた今後どのようなプランを見出すのだろうか。

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