フェイエノールト新監督がスタム氏に決定 今季は中山雄太所属のズヴォレを指揮

フェイエノールトの新監督に就任するスタム氏 photo/Getty Images

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元オランダ代表同士でのバトンタッチ

先日、オランダ・エールディヴィジのフェイエノールトは今季限りでジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督が退任することを発表した。後任には、ユトレヒトのディック・アドフォカート氏やデンマーク代表コーチのヨン・ダール・トマソン氏らの名前が挙がっていたが別の人物となったようだ。

その人物とは、Jリーグ・柏レイソルからDF中山雄太が加入したことで話題となったPECズヴォレの指揮官ヤープ・スタム氏だ。同氏は、選手としてマンチェスター・ユナイテッドをプレミア3連覇に導き、ミランやオランダ代表などでも活躍した。その後は2007年に現役を引退し、マンUのスカウトを経て指導者に転身していた。

英『Sky Sports』などによると、スタム氏の契約期間は2年間だという。加えて、今季終了まではズヴォレとの現行契約を全うすることも伝えている。彼は「フェイエノールトで可能なこと、不可能なことについてマルティン・ファン・ヘール(フェイエノールトのテクニカルディレクター)とよく話した。そして、すぐにこのチャンスを受け入れようと思ったんだ。私の野心を理解し、フェイエノールト行きをすぐに発表してくれたズヴォレには感謝する。今後何カ月かは、選手やスタッフと共にズヴォレのシーズンを終わらせることに全力を尽くすよ。これからの期間はそれにフォーカスすることになる」とコメントしている。
ともにオランダ代表の最終ラインを支えた選手同士でのバトンタッチとなったフェイエノールトの監督交代劇。彼らの現役時代を知る人々は嬉しさがある反面、時代の流れの早さを思い知らされたことだろう。現在、フェイエノールトはエールディヴィジにおいてEL出場圏内の3位につけているが、首位PSVと2位アヤックスとの差は大きく優勝争いからは1歩後退してしまっている。来季、スタム新監督がどのようにしてこの2チームの牙城を崩しにかかるのか注目だ。

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