ベルギー代表フェライニが代表引退 「ありがとうベルギー」

ベルギー代表引退を表明したフェライニ photo/Getty Images

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自身のTwitterで別れを告げる

エヴァートンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、現在は中国の山東魯能でプレイしているマルアン・フェライニはベルギー代表からの引退を発表したようだ。2007年にA代表デビューを飾ったフェライニは、12年間で通算87試合に出場し18得点を記録。昨年開催されたロシアW杯ラウンド16日本戦では、途中出場ながら貴重な同点ゴールを挙げた。初のベスト8進出を目指す日本代表の夢を打ち砕いたフェライニは、当時の特徴的なヘアスタイルとともに日本国民へ強烈なインパクトを与えたはずだ。

彼は自身のTwitterで「ベルギー代表での12年間を経て、代表から引退することを決めた。簡単な決断ではなかったけど今がそのタイミングだと感じたし、次世代の選手がベルギーサッカーの成功を続けていってほしい。ベルギー代表として2度のW杯とユーロを戦えたこと、87試合に出場できたことは名誉なことだ。レッド・デビルズ(ベルギー代表の愛称)にはたくさんの素晴らしい思い出があるけれど、最も誇りに思うのはベルギー代表がFIFAランク1位になったことだね。代表のキャリアで関わったすべての人に感謝したい。特にチームメイトやコーチ達、そしてファンのみんなにもだ。彼らはサポートの為に世界中に足を運んでくれた。今度のユーロでは監督やチームの成功を祈っているよ。ありがとうベルギー」と綴っている。

5日には、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督が2014年W杯優勝メンバーのトーマス・ミュラー、ジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルスに対して彼らの代表キャリア終焉を宣言した。現地では、これに対してミュラーが激怒していると報じられているが、フェライニは円満にベルギー代表での時間に別れを告げたようだ。

昨年11月、フェライニはトレードマークとなっていたアフロヘアーをバッサリ切り落して話題となった。今回の代表引退も含めて短期間で2つの重要な転換点を迎えたが、プレイのクオリティは依然高いままだ。山東魯能でのデビュー戦となった中国スーパーリーグの開幕戦では、決勝点を奪い存在感を示した。ヨーロッパを離れベルギー代表での活動も終えたフェライニだが、彼のプレイヤーとしての道のりはまだまだ終わりそうにない。

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