アーセナル対マンUで誤審発生? モス主審を非難する英国メディア

アーセナルにPKを与えたモス主審だが、判定に苦言を呈されている photo/Getty Images

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立ち位置が悪すぎるとの指摘

長きにわたりプレミアリーグの審判員として活動しているジョナサン・モス氏。昨季の同リーグ第26節でトッテナムに与えた2度のPKが物議を醸すなど(リヴァプール戦)、判定を疑問視されることが多い同氏だが、直近のビッグゲームで下したある判定により不評を買っている。

モス氏は現地時間10日に行われたプレミアリーグ第30節、アーセナル対マンチェスター・ユナイテッドの一戦で主審を担当。アーセナルが1-0とリードして迎えた67分すぎ、同クラブのFWアレクサンドル・ラカゼットが力強いドリブルで敵陣ペナルティエリアへ侵入すると、相手MFフレッジと交錯して転倒。モス主審はフレッジがラカゼットを倒したと判断し、アーセナルにPKを与えた。このキックをFWピエール・エメリク・オバメヤンが成功させ、アーセナルのリードは2点に。反撃ムードを削がれたマンチェスター・ユナイテッドは、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権(リーグ戦4位以内)を争うアーセナルを相手に手痛い敗北を喫した。

このPK判定に英『Manchester Evening News』が猛反発。「(モス主審は)最適なアングルでふたりの接触を確認できていなかった」と、ファウル判定に対する不信感を露わにした。
また、同メディアは一連の判定に対し寄せられた一般の人々のツイートを紹介。「モスが主審を務めることはもはや惨事だ」、「彼が審判を続けることができる現状に当惑している」、「彼はユナイテッドの敗北を望んでいた」など、同主審への怒りの声が数多く掲載されている。

フレッジの右足がラカゼットの左大腿あたりに接触していることは確かであり、明らかな誤審とは言い難い場面であるが、映像を見る限りモス主審はラカゼットが倒れた場面をやや遠目の位置から確認している。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターや関係者としては、もっとボールホルダーに近い位置で判定を下してほしかったという思いがあるのかもしれない。

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