あの守護神がいない!? 伊メディアがGK市場価値ランキングTOP10を発表

今回のランキングでは選外となったノイアー photo/Getty Images

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ノイアーは選外に

最近の戦術トレンドとして、後方からのビルドアップを重要視するチームが多い。この影響かGKは本来のシュートセーブ能力に加え、足元の技術向上も求められている。現代サッカーにおいて、彼らはチームの誰よりもマルチな能力を求められるといっても過言ではない。

そんな中、伊『calciomercato』はスイスのスポーツ研究国際センター(CIES)のデータを基にして、現在最も市場価値の高いGKトップ10を紹介している。

まず、10位に入ったのはトッテナムのウーゴ・ロリス。クラブ、代表の両方で主将を務めるロリスは、今回のランキングで唯一の30代の選手となった。パフォーマンスや成績だけでなく、年齢なども考慮して算出されるCIESの市場価値において、この年齢の選手が入るのは並大抵のことではない。ベテランの域に達したが、まだまだ活躍する守護神だ。
そして、9位には意外な人物がランクインしている。パリ・サンジェルマンのアルフォンス・アレオラだ。今季PSGはユヴェントスから元イタリア代表ジャンルイジ・ブッフォンを獲得し、アレオラと熾烈なポジション争いを繰り広げている。常時出場できていない中でのランクインは偉業と言えるだろう。

6位には、イタリアの若きGKジャンルイジ・ドンナルンマがランクイン。20歳にして名門ミランの守護神として奮闘するドンナルンマはすでに公式戦155試合に出場。今季もここまでリーグ戦全試合のゴールマウスを守っており、年明け以降のセリエAでの失点数はわずかに3。鉄壁を誇る守備陣の最後の砦として君臨している。

そして、やはり注目は1位と2位だろう。今回のランキングにおいて、市場価値が1憶ユーロを越えたのはこの2人のみ。リヴァプールのアリソンとマンチェスター・シティのエデルソンだ。プレミアで優勝争いを繰り広げるクラブの守護神でともにブラジル代表の両者。ロシアW杯ではアリソンがスタメンの座を射止めたが、もはやどちらが試合に出場するかは好みの問題といったところだろう。どちらのGKがそれぞれプレミア優勝、代表守護神の座を手にするのか楽しみだ。

他にも数々の名手が名を連ねた一方で、かつて世界最高のGKと称されたバイエルン・ミュンヘンのマヌエル・ノイアーは選外となっており、ブンデスリーガからのランクインは0人という結果となった。

今回トップ10にランクインした選手は以下の通り。

1位 アリソン・ベッカー (リヴァプール/26歳/1億4060万ユーロ)

2位 エデルソン・モラレス (マンチェスター・シティ/25歳/1億300万ユーロ)

3位 マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン (バルセロナ/26歳/9590万ユーロ)

4位 ケパ・アリサバラガ (チェルシー/24歳/8210万ユーロ)

5位 ティボー・クルトワ (レアル・マドリード/26歳/7690万ユーロ)

6位 ジャンルイジ・ドンナルンマ (ミラン/20歳/6040万ユーロ)

7位 ヤン・オブラク (アトレティコ・マドリード/26歳/5870万ユーロ)

8位 ダビド・デ・ヘア (マンチェスター・ユナイテッド/28歳/4780万ユーロ)

9位 アルフォンス・アレオラ (パリ・サンジェルマン/26歳/3820万ユーロ)

10位 ウーゴ・ロリス (トッテナム/32歳/3550万ユーロ)


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