レアル粉砕、セレソン召集! 22歳の”トリックスター”が送った最高の1週間

アヤックスのネレス photo/Getty Images

飛躍の1週間に

チャンピオンズリーグでレアル・マドリードを撃破してベスト8へ進むサプライズを起こしたアヤックスでは、多くの若手選手たちが活躍している。その中の1人が22歳FWダビド・ネレスだ。

トリッキーなドリブルを武器とするネレスは、ここ1週間ほどで人生が大きく変わることになった。まずレアルとの2ndレグでは前半18分に貴重な追加点を記録。味方のスルーパスに抜け出し、GKティボ・クルトワのタイミングを外して決めた見事な一撃だった。

そこでの活躍が評価され、今週にはブラジル代表から召集を受けた。もっともレアルで売り出し中のFWヴィニシウス ・ジュニオールが負傷離脱したため、ネレスはあくまで代役だ。しかしネレスにとってはアピールのチャンスで、A代表への召集はこれが初めて。今月23日のパナマ代表、26日のチェコ代表とのテストマッチで出番を与えられるかもしれない。

チャンピオンズリーグ・ベスト8進出に加えてセレソン召集と、ネレスにとってこの1週間は非常にハッピーなものとなったはずだ。実はネレスには今年1月に中国へ向かう可能性も噂されていたのだが、アヤックスに残って正解だったと言えよう。オランダ『De Telegraaf』によると、ネレスもフットボーラーになってから最高の1週間だったと振り返っている。

「今週に起こったことはアンビリーバブルだよ。サッカー選手になってから最高の1週間だったね。もし1月に中国へ向かっていたら、召集はなかったかもしれない。僕はアヤックスのためにプレイするし、契約は続いている。僕はいつだってベストを尽くすし、ここに残ってから多くのことが変わってきたんだ」

22歳のネレスはブラジルの世代別代表には選ばれてきている。A代表となればライバルは多いが、ネレスのトリッキーなドリブルも非常に興味深いものがある。アヤックスからのステップアップもそう遠くはないはずで、今季は特別なシーズンとなっている。

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