GKの背後から忍び寄る影…… 英4部で珍ゴールが生まれる[映像アリ]

GKの隙を見逃さなかったカーライルFWホープ(画像中央)photo/ Getty Images

周囲の確認不足が仇に

イングランドで生まれた奇妙なゴールが世界で話題となっているようだ。現地時間12日に行われたリーグ2(英4部)カーライル対ノッツ・カウンティの試合において、普段は見ることのない珍ゴールが生まれている。

そのゴールが決まったのは2-0とノッツ・カウンティが2点リードした後半31分のことだ。ボールをキャッチしたノッツ・カウンティGKライアン・スコフィールドがボールを大きく前に転がしたその瞬間、ゴール付近で攻め残りしていたカーライルFWハラム・ホープは約16mの距離を全力スプリント。スコフィールドからボールをかっさらい、そのまま無人のゴールへと流し込んだ。なお、試合はこのあとノッツ・カウンティが追加点を奪い3-1で終了した。

英『BBC』では、この奇妙な得点をカーライルが結局敗戦したことから「大胆な慰めのゴール」と称している。オーストラリア『Yahoo!7』も「カーライルのFWホープによる狡猾なゴールがフットボール界を笑いで包んだ」と紹介しており、現地解説者が「GKは何をしてたんですか。90年代以降、私はこんなの見たことがありませんよ」と発言したことも伝えた。

リーグ2において、全24チーム中カーライルは8位、ノッツ・カウンティは23位に位置している。下位相手に落とせない試合だっただけに、どうしてもゴールを奪いたかったのだろう。ちなみに近年このようなゴールを防ぐため、GKがボールを保持した際に周囲を確認することが増えてきている。日本でもJ2・柏レイソルに所属するGK中村航輔が、ボールをキャッチするたび1回転することで有名だ。何気ないプレイではあるが、今回のような事態を防ぐためには非常に重要なことである。試合を観戦するときには、そういった選手一人ひとりの仕草に焦点を当ててみるのもおもしろいかもしれない。



参照元:YouTube

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