現在のユーヴェ、”3冠インテル”はどちらが強い? 安定感なら後者か

3冠を達成した当時のインテル photo/Getty Images

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カンビアッソが振り返る2009-10シーズン

クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックでアトレティコ・マドリードを粉砕し、チャンピオンズリーグのベスト8へ駒を進めたユヴェントス。彼らが狙うはセリエAとチャンピオンズリーグのダブルで、やはりロナウドを加えた彼らは強い。

では、2009-10シーズンに3冠を達成したインテルと今のユヴェントスはどちらが強いのだろうか。当時のインテルは決して派手なチームではなかったが、ジョゼ・モウリーニョらしい堅守を軸にチャンピオンズリーグでも頂点に立った。

伊『sky Sport Italia』によると、当時の優勝を知るエステバン・カンビアッソは組織力で戦ったチームだったと振り返っている。ロナウドやリオネル・メッシのような超がつくスーパースターはいないが、誰もがチームのために走っていた。
「我々のチームにはロナウドやメッシのようなスターはいなかった。彼らは1人で違いを作り出せる特別な選手だ。私たちにはバルセロナで3冠を達成したばかりのサミュエル・エトーが加入してたけどね。当時の私たちは今回ユヴェントスがアトレティコ相手にやったような逆転劇はなかった。ただ、決勝トーナメントのチェルシー戦は自信をくれたよ」

当時のインテルは決勝トーナメントに入ってから複数失点したゲームがなく、とにかく堅かった。準決勝のバルセロナ戦はギリギリの戦いではあったものの、今回のユヴェントスのように絶望的な状況に追い込まれることはなかった。安定感ならば今のユヴェントスにも負けていないだろう。

あれからセリエA勢は1度もチャンピオンズリーグを制していない。ユヴェントスもモウリーニョのインテルに肩を並べるにはセリエAとチャンピオンズリーグのダブルを達成するしかない。今季は優勝を狙うチャンスだが、頂点へ届くか。

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