セリエAで再ブレイクの“36歳FW” 得点量産しすぎてマンチーニも無視できず

今季セリエAでゴールを量産するクアリアレッラ photo/Getty Images

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9年ぶりの出場なるか

イタリア代表の指揮官を務めるロベルト・マンチーニ監督が、今季セリエAで波に乗るベテランストライカーを招集した理由について語った。

イタリアサッカー連盟は15日、EURO2020予選へ臨む同国代表メンバーを発表した。マンチーニ監督は、ジョルジョ・キエッリーニやレオナルド・ボヌッチといった経験豊富な選手から、ニコロ・ザニオーロやモイーズ・キーン、フェデリコ・キエーザといった若手有望株まで、様々な選手を招集。一方で、マルセイユへ移籍して以降、調子を取り戻しつつあるマリオ・バロテッリは招集外となった。

そんな中、ひときわ目を引いたのが、36歳にしてセリエAで再ブレイク中のファビオ・クアリアレッラの招集だ。ウディネーゼやユヴェントス 、トリノなどを渡り歩き、2007年ごろから2010年にかけてイタリア代表の一員としてプレイ。26キャップ6ゴールを記録しており、EURO2008や2010年の南アフリカW杯へも参加していた。2010年以降もときおり招集メンバーに選ばれることはあったが、ピッチに立つことはなく、2015年を最後に代表から遠ざかっていた。
しかし、2016年にサンプドリアへ加入すると、徐々に調子を上げていき、昨季はリーグ戦35試合に出場して19ゴールを記録した。完全復活を遂げたクアリアレッラは今季もとどまる所を知らず、セリエA記録に並ぶ11試合連続ゴールを記録するなど、第28節終了時点で27試合に出場し、21ゴールと得点を量産。今年1月に36歳の誕生日にを迎えたが、あのクリスティアーノ・ロナウドを抑えて、セリエAの得点ランキングでトップに君臨している。

そんな結果を残し続けるクアリアレッラを、マンチーニ監督も無視をすることができなかったようだ。今年2月に行ったイタリア代表のトレーニング合宿メンバーに選ぶと、続いて今回のEURO予選メンバーにも選んだ。伊『DOMENICA SPORTIVA』のインタビューで「彼は得点を奪い続けている。彼を呼ばない選択なんてできなかったよ。彼は歳を重ねているが、まだ我々を手助けすることができると思う」と明かしている。はたして、クアリアレッラは約9年ぶりにイタリア代表のユニフォームを着て、ピッチに立つことができるのか。年齢なんて関係ないことを示し、是非とも己の存在意義を証明してもらいたいところだ。

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