モラタ、ジルー、イグアインでは不十分なのか チェルシーが陥る”決定力不足”

得点数増えぬチェルシー photo/Getty Images

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トップ4入りへの障害に

マウリツィオ・サッリ率いるチェルシーは攻撃的なスタイルにトライはしているのだが、それがなかなか結果に繋がらない。今季はアンカーにジョルジーニョを固定していることなどが批判の対象となってきたが、シンプルにチェルシーの問題点を指摘するなら決定力不足なのかもしれない。

英『Football London』は不安なスタッツとして、シュート数と得点数の差を紹介している。今季プレミアリーグでここまで最も多くのシュートを打っているのはマンチェスター・シティで525本だ。さすがにジョゼップ・グアルディオラ率いるチームは攻撃の質が高く、1試合で生み出すチャンスの数も相当のものがある。

そのマンCに続くのは、意外にもチェルシーなのだ。チェルシーはここまで476本のシュートを打っており、リーグ暫定1位のリヴァプール(467本)より多い。しかし、それが得点に結びつかない。マンCはリーグトップとなる79得点を奪っているが、チェルシーはトップ6の中では最低となる50得点に留まる。
今季序盤はアルバロ・モラタ、オリヴィエ・ジルーの2人が思うようにフィットせず、モラタはアトレティコ・マドリードへ移籍。チェルシーは代わりにナポリ時代にサッリの指導を受けたゴンサロ・イグアインを呼び寄せた。ところが、頼みのイグアインも2月のハダースフィールドタウン戦での2得点、3月のフラム戦で1得点を挙げただけだ。シーズン途中となる冬の移籍は難易度も高いが、ここまで期待通りのパフォーマンスとは言えないだろう。

この差を埋めるには、一線級のストライカーをもう1度探すか、チャンスの質をさらに高めるしかない。エデン・アザールが今夏退団すればチャンスメイクの質はさらに落ちるだろうが、決定力が不足しているチェルシーを救うのは誰なのか。同メディアは決定力不足がトップ4入りの障害になると考えており、現在6位のチェルシーは苦しい状況に陥っている。

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