マンUスールシャールが売りたい3人 来季に向けてのリストラ対象は……

サンチェスはサウサンプトン戦で膝を負傷 photo/Getty Images

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出番を失う選手たち

マンチェスター・ユナイテッドの指揮をとるオーレ・グンナー・スールシャール監督は、昨年末の就任以来目に見える結果を残し続けてきた。前々節のアーセナル戦ではプレミアで初の黒星を喫するなど勢いに翳りは見え始めているものの、チームが急上昇を果たしたのは事実であり、現状ではファンも概ね彼の続投に同意するのではないだろうか。

そんなスールシャール監督だが、来シーズンのビジョンについて英『Daily Mirror』に口を開いている。彼はクラブCEOのエド・ウッドワード氏に、現在ドルトムントでブレイク中のFWジェイドン・サンチョの獲得を申し入れたほか、3人の放出候補を伝えたようだ。

1人目は、DFアントニオ・バレンシアだ。2009年にウィガンから加入したエクアドル代表のバレンシアは、加入当初はウインガーであり、サイド攻撃に推進力を与える存在として重宝されてきた。近年は主に右サイドバックを務め、そのスピードと突破力でサイドに厚みをもたらしてきたが、そんな彼も33歳。今季はすっかり出番を失くしてしまっており、契約もこの夏までだ。
2人目は、アルゼンチン代表にも名を連ねたDFマルコス・ロホ。CB、左SBを兼ねることができる貴重な存在ではあるが、近年は怪我がちで、今季もプレミアではわずか104分しか出場時間を得られていない。『Daily Mirror』でもCBの5番手と評されており、ディフェンスラインの強化が必要な中でバックアッパーにもなりきれていないのが実情だ。

3人目は、昨冬にアーセナルからやってきたFWアレクシス・サンチェスだ。チームにフィットしなかったMFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードのような形だったが、サンチェス自身もマンUにフィットしたとは言い難い。マーカス・ラッシュフォードやアントニー・マルシャルにサイドのポジションを奪われ、現在は3月2日のサウサンプトン戦で負った負傷を引きずったまま厳しい状況に立たされている。先ごろ「子供の頃からユナイテッドのファンだった。彼らを幸せにしたい」と話していたサンチェスだが、現状を鑑みるとどこか白々しく響いてしまったのは否定できない。

マンUは本来、プレミアリーグの支配者として頂点に君臨していなければならないチームだ。来季の“逆襲”のためには、厳しいリストラが行われるのも仕方のないことだろう。

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