[日本代表]途中出場の香川、鎌田らが奮闘も…… コロンビアの堅守に屈する

幾度となく相手最終ラインの背後を狙った鎌田だが、ゴールを奪えなかった photo/Getty Images

D・サパタの対応に苦慮

3月22日に国際親善試合が行われ、日本代表がコロンビア代表と対戦した。

南野と鈴木を2トップ気味に配置した[4-4-2]の布陣でハイプレスを仕掛けた日本代表だが、コロンビア代表のパスワークを止められず。開始4分にJ・ロドリゲスにボールを持ち運ばれると、同選手から左サイドのムリエルへのパスが通る。ムリエルのクロスに反応したビジャにヘディングシュートを放たれるが、ボールはクロスバーに当たった。

難を逃れた日本代表は最前線の鈴木のポストプレイ、及び両サイドハーフの中島と堂安のドリブルを起点にチャンスメイク。10分には鈴木のパスを受けた南野が敵陣ペナルティエリアの手前からミドルシュートを放つが、相手GKバルガスの好セーブに阻まれる。23分には堂安からのパスを受けた室屋が右サイドからクロスを送るが、相手ゴール前に走り込んだ南野には僅かに合わなかった。36分にも敵陣左サイドから中島がクロスを送ったものの、相手ゴール前でフリーになった鈴木のヘディングシュートは枠外に逸れ、ゴールとはならず。両チーム無得点で前半を終えた。

後半、日本代表はプレスの手を強めたコロンビア代表に押し込まれる。54分にはビジャのアーリークロスにファルカオが反応し、ボールがゴールの中へと入ったが、ファルカオのハンドリングの反則により日本代表は失点を免れた。

コロンビア代表のケイロス監督は、57分にビジャに代えてD・サパタを投入。この長身FWをめがけたロングボールに苦しめられた日本代表はなかなかボールを奪えず、自陣に釘付けとなった。

そして迎えた63分、サパタのシュートが自陣ペナルティエリア内に立っていたDF冨安のハンドリングの反則を誘い、コロンビア代表がPKを獲得。このキックをファルカオが成功させ、同代表が先制点を挙げた。

流れを変えたい日本代表の森保監督は65分に香川、71分以降には乾、小林、鎌田、安西を投入。最前線に入った鎌田が積極的に相手最終ラインの背後を狙ったほか、香川、乾、小林が敵陣バイタルエリアで積極的にボールを受けたものの、D・サンチェスとミナを中心とする相手の屈強な最終ラインを攻略するには至らず。83分に放たれた中島の渾身のミドルシュートもクロスバーに当たり、勝負あり。日本代表は自陣に引き籠る相手の攻略に課題を残したまま、最終スコア0-1で敗れた。

[メンバー]
日本代表:東口 順昭、室屋 成、冨安 健洋、昌子 源、佐々木 翔(→安西 幸輝 89)、山口 蛍(→小林 祐希 71)、柴崎 岳、中島 翔哉、南野 拓実(→鎌田 大地 79)、堂安 律(→乾 貴士 71)、鈴木 武蔵(→香川 真司 65)

コロンビア代表:バルガス、パラシオス、ミナ、D・サンチェス、マチャド、バリオス、レルマ、J・ロドリゲス(→モレロス 87)、ムリエル(→L・ディアス 79)、S・ビジャ(→D・サパタ 57)、ファルカオ(→ウリベ 83)

[スコア]
日本代表 0-1 コロンビア代表

[得点者]
コロンビア代表:ファルカオ(64、PK)

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