“初の無得点”に終わった森保ジャパン コロンビア紙が課題を指摘  

長身DFミナ(左)との競り合いに勝つ場面もあった鈴木武蔵。代表定着への足掛かりを築きたいところだ photo/Getty Images

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“大迫抜き”のオフェンス構築が急務に

3月22日に国際親善試合が行われ、日本代表がコロンビア代表に0-1で敗れた。

昨年8月に森保一監督が就任して以降、初の無得点に終わった日本代表。スターティングメンバーに名を連ねた堂安律と中島翔哉、及び後半20分以降に投入された香川真司や乾貴士がサイドで効果的にタメを作ったものの、ラストパスが最前線の選手に合わない場面が多く見受けられた。コロンビアの日刊紙『El Tiempo』は日本代表の攻撃について、「ファイナルサード(※)を攻略するための明確なアイデアを持っていなかった」との寸評を掲載している。

招待国として出場するコパ・アメリカ(6月~)にむけ強化を図っている日本代表だが、FW大迫勇也が背中を痛めて代表や現所属先のブレーメンの戦線から離脱。また、ブレーメンが大迫の同大会出場を認めない声明を既に発表していることから、同選手抜きの攻撃パターンの構築が急務となっている。コロンビア戦ではFW鈴木武蔵が相手の長身DFジェリー・ミナとの空中戦に競り勝ってチャンスを作ったほか(前半10分)、途中出場の鎌田大地が巧みなフリーランニングで相手DFのマークを外すなど、いくつか可能性を感じさせるプレイはあっただけに、同代表としてはパスワークの練度を高めたいところだ。
※ピッチを3分割した際の、最も相手ゴールに近い区域。

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