ドイツはもうオランダよりも下のレベル!? 変わる”元世界王者”の評価

トレーニングをするドイツ代表 photo/Getty Images

24日にEURO2020予選で激突

ロシアワールドカップに優勝候補として臨んだドイツ代表と、出場権すら獲得できなかったオランダ代表。ワールドカップ前に両チームを比較することは難しかったが、今となっては立場が逆転しつつある。ドイツはワールドカップでグループステージ敗退に終わり、オランダはネーションズリーグで準決勝まで勝ち上がった。

両チームは24日にEURO2020予選で激突する。それを前に米『ESPN』がドイツを特集しているが、なんと試合前アンケートではオランダ勝利を予想した人が65%もいる結果となった。オランダは21日に行われた予選第1戦目でベラルーシを4-0で粉砕しており、その評価は極めて高い。ロシアワールドカップに出場できなかったチームとは思えぬタレント集団だ。

一方でドイツは20日のセルビア代表とのテストマッチも1-1の引き分けだった。セルビアも油断ならない相手だが、先制を許す嫌なゲーム展開だったのは事実だ。同メディアもロシアでの戦いを思い出させる鈍い戦いだったと切り捨てている。

注目されたセンターバックはニクラス・ズーレとヨナタン・ターがコンビを組んだものの、こちらもマッツ・フンメルスとジェローム・ボアテングのレベルには届いていないと同メディアは厳しい。フンメルスとボアテングといえばトーマス・ミュラーと同じく代表監督ヨアヒム・レーヴから構想外を言い渡されたベテランだ。ピークは過ぎたのかもしれないが、全盛期の2人に敵うDFはまだ見つかっていない。

ドイツはネーションズリーグでフランス、オランダと同居し、1勝も挙げられずリーグBへの降格を味わっている。テストマッチを除けば、公式戦で最後に勝利したのはトニ・クロースの劇的フリーキック弾で辛くも勝ち点3を手にしたロシアワールドカップ・グループステージ第2節のスウェーデン代表戦だ。

両チームの立場は明らかに変わったが、ドイツは元世界王者の意地を見せられるのか。EURO予選での失敗は許されない。

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