レヴァンドフスキに欠かせぬ絶対的な”相棒” エースを支える第2の点取り屋

ミュラーとレヴァンドフスキ photo/Getty Images

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レヴァンドフスキも2人揃った時の方がやりやすいか

バイエルンはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でリヴァプールに敗れたが、1stレグと2ndレグともにエースのロベルト・レヴァンドフスキに当たりが出なかった。チームとして奪えた得点はオウンゴールによる1点のみで、エースのレヴァンドフスキに決定的なチャンスをプレゼントできなかったのは非常に残念だ。

セルジュ・ニャブリやフランク・リベリも奮闘していたのだが、やはりレヴァンドフスキの相棒が不在だったことが大きかったのかもしれない。その相棒とは、トーマス・ミュラーのことだ。ブンデスリーガ公式は、レヴァンドフスキが爆発する上でミュラーの存在が欠かせないと指摘する。

今季のデータを見てみると、ミュラーと一緒に出場したゲームでレヴァンドフスキは25試合25ゴールの数字を残している。一方でミュラーが不在、あるいはベンチだった場合は11試合で5ゴールとやや数字が落ちている。同サイトはミュラーが相手DFの注意を惹きつける役割もこなすため、それがレヴァンドフスキを自由にさせることに繋がると分析している。
確かにリベリ、ニャブリ、ハメス・ロドリゲス、キングスレイ・コマンらに比べて、ミュラーはペナルティエリア内へ侵入するプレイが多い。ゴール前の枚数を増やしてマークを分散させるという意味では、レヴァンドフスキに欠かせない存在なのかもしれない。

ただ、今季から指揮するニコ・コバチはミュラーを絶対的なスタメンとは捉えていない。ベンチスタートも多く、ミュラーも現状には満足していないだろう。

残念ながらミュラーはグループステージ最終節のアヤックス戦で相手の頭部を蹴ってしまうアクシデントがあり、その影響でリヴァプール戦には出場できなかった。結果論だが、ミュラーがいれば違う展開になった可能性もある。レヴァンドフスキにとって裏への意識が強いミュラーは欠かせないパートナーといったところか。

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