CL3連覇を成し遂げたジダンのレアル復帰 息子エンツォは何を思う?

レアルの指揮官に復帰したジダン監督 photo/Getty Images

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父のレアル復帰を喜ぶエンツォ 

レアル・マドリードの指揮官に復帰したジネディーヌ・ジダン監督だが、息子のエンツォ・ジダンも父の復帰を喜んでいるようだ。

2016年1月、成績不振によって解任されたラファエル・ベニテス監督の後任として、レアルの指揮官に就任したジダン監督。見事チームを立て直すと、チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトスタージをあれよあれよと勝ち抜き、就任1年目からビッグイヤーを獲得した。その勢いそのままに、前人未到のCL3連覇を成し遂げ、監督キャリアは長くないものの早くも名将たちの仲間入りを果たした。今後のさらなる活躍に期待されたジダン監督だが、昨年5月にレアルの指揮官を電撃辞任。一旦現場から離れ、今季は休養をとっていた。

すると、この名将の退団の影響をモロに受けることになってしまったのがレアルだ。昨夏にスペイン代表の指揮官を務めていたフレン・ロペテギ監督を新たに迎え入れるも、今季はスタートダッシュに失敗。深刻な得点力不足に悩まされ、思うような成績を残すことができず、昨年10月に解任された。さらに、後任を託されたサンティアゴ・ソラーリ監督もスタートこそ結果を残し、暫定指揮官から正式指揮官に昇格を果たしたが、徐々に低迷。バルセロナに公式戦で連敗したり、CLでラウンド16敗退を喫したりしたことを受け、レアルは今月11日に今季2度目の指揮官解任に踏み切った。
そして、古巣のピンチに立ち上がったのがジダン監督だ。2022年6月までの3年半契約を締結し、“白い巨人”の再建を託された。そんなジダン監督について、現在ラージョ・マハダオンダでプレイする息子のエンツォがインタビューで「僕は父の息子として嬉しいよ。可能な限り最高の結果を残して欲しいね」とコメント。スペイン『MARCA』などが伝えてている。

また「僕は父の仕事を信じているし、いつだってサポートしているよ。父はいつも心で思ったことを決断する。だから、今回のような出来事が起こったんだ。心で決断すると、物事がうまく回り出す。僕は全てが素晴らしい方向へ向かうと確信しているよ。息子として幸せだ。もちろんレアルファンとしてもね」とも述べている。

はたして、ジダン監督は指揮官として自身2度目のレアルで、結果を残すことができるのか。昨季までの2年半で素晴らしい結果を残しているだけに、レアルファンの期待もさぞかし大きいことだろう。

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