中国代表のカンナバーロ監督、就任からわずか10日で解任のピンチ!?

広州恒大と中国代表の指揮官を兼任するカンナバーロ監督 photo/Getty Images

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初陣から痛恨の2連敗

中国代表の指揮官を務めるファビオ・カンナバーロ監督が、早くも解任の危機に瀕しているようだ。

中国代表は1月から2月にかけて行われたアジアカップを最後に、2016年10月からチームの指揮官を務めてきたマルチェロ・リッピ監督が退任。これを受けて、同国サッカー協会は今年3月15日に広州恒大の指揮官を務めるカンナバーロ監督を招へいしたことを発表していた。

クラブチームと代表チームを兼任することとなったカンナバーロ監督だが、中国代表での初陣となったタイ代表戦(21日)では0-1で敗戦。さらに、昨日行われたウズベキスタン代表戦でも0-1で敗れた。無得点による痛恨の連敗スタートに加えて、クラブとの兼任という難しい立場をとっていることもあってか、就任からわずか10日程度しか経っていないものの、各方面から疑問視する声が浮上しているという。伊『la Rupubblica』が伝えている。
また、同メディアは試合後の記者会見へ出席したカンナバーロ監督のコメントも取り上げている。

「(中国サッカー)協会は、まだ監督の任命に関して、明確な立場をとっていない。私は以前も述べたが、代表チームをコーチングすることは、大きなチャレンジだ。だからより大きな情熱を必要とする。もし今後も中国代表が私を必要とするのであれば物事を検討するが、監督の選任は1日でできるものでもない。我々はこの件についてじっくり話す必要がある。この兼任を続けていくためには、適切な方法を見つけなければならないからね。もしそうでない場合は、広州恒大の監督を続けていくことになるだろう」

はたして、中国代表はこのままカンナバーロ監督が率いることとなるのか。それとも他の誰かに託すこととなるのか。ただ一つ言えることは、クラブと代表を兼任することは、決して簡単なことではないだろう。

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