“ベテランだらけ”のポルトガルDFの未来背負う男 大ブレイク近づく21歳

ベンフィカのルベン・ディアス photo/Getty Images

ポルトガルサッカー界の未来

EURO2020に前回王者として臨むポルトガル代表は、MFルベン・ネベスやジョアン・フェリックス、FWディオゴ・ジョタなど、中盤から前線にかけて若い選手が出てきている。

しかし、4年前からほとんど改善されていないのがセンターバックだ。EURO2016を制した時のポルトガル代表はぺぺ、ブルーノ・アウベス、ジョゼ・フォンテ、リカルド・カルバーリョらベテランに最終ラインのコントロールを任せていた。当時も世代交代が必要と言われていたのだが、今回の代表メンバーにも36歳のぺぺと35歳のフォンテが選ばれている。

そんなポルトガル代表において希望の星となっているのが21歳のDFルベン・ディアスだ。ベンフィカでプレイするディアスは、今月よりスタートしたEURO2020の予選でもぺぺとセンターバックでコンビを組んでいる。

すでに欧州トップクラブが目をつけており、五大リーグへ向かう日は近い。ポルトガル代表にとって数少ない若手センターバックとしてディアスには何としても成功してもらう必要がある。

伊『TuttoSport』によると、ベンフィカのルイス・フィリペ・ヴィエイラ会長もディアスを世界トップレベルの実力者と認めている。ただし早々に手放すのは避けたいようで、できれば長期的に主将を務めてほしいと希望を口にしている。

「ルベンは21歳ですでにセンターバックのポジションで世界トップレベルの1人だ。彼は素晴らしいキャリアを歩むと思うし、今後数年間にわたってチームのキャプテンを務めてくれると考えたいね」

ポルトガルの国内リーグから出世した選手では、最近もFCポルトから同じ21歳のブラジル代表DFエデル・ミリトンがレアル・マドリードへと向かっている。今季ベンフィカで12試合のクリーンシート達成に貢献しているディアスも出世の時は近い。

ポルトガルサッカー界としてはNEXTぺぺとしてさらなる成長を望みたいところだが、ディアスはここからどのようなキャリアを歩むのか。

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