得点力不足に悩まされてきたイタリア代表 57年ぶりの大勝で復調の兆し

ゴールを喜ぶイタリア代表の選手たち photo/Getty Images

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1962年以来の6点差勝利

W杯予選敗退の屈辱から復活を目指すサッカー大国のイタリア代表が、半世紀以上ぶりとなる大勝を収めた。

26日にEURO予選のグループJ第2節が行われ、ホームにリヒテンシュタイン代表を迎え入れたイタリア代表。17分にステファノ・センシのヘディング弾で先制に成功すると、その後圧巻のゴールラッシュを披露した。32分にマルコ・ヴェッラティが追加点を挙げ、35分、前半アディショナルタイムとファビオ・クアリアレッラが立て続けにPKを沈め、前半だけで早くも4ゴールを奪う。勢いに乗ったイタリア代表は、後半に入ってもとどまるところを知らず、69分にモイーズ・キーンが、76分に途中出場したレオナルド・パボレッティがさらにゴールネットを揺らした。また、守備陣も相手のシュートをわずか1本に抑え、イタリア代表が6-0でリヒテンシュタイン代表を撃破し、2連勝を飾っている。

イタリア代表が1試合に大量6ゴールを奪ったのは、アリゴ・サッキ体制のもとで、W杯予選でマルタ代表を6-1で撃破した1993年3月以来26年ぶり。さらにデータサイト『opta』によると、6点差以上の大勝は実に57年ぶり。欧州ネイションズカップ(現EURO)の予選で、トルコ代表を6-0で退けた1962年12月以来だという。
複数得点を記録した試合が昨年は1試合しかないなど、近年深刻な得点力不足に悩まされてきたイタリア代表だが、格下相手ではあるものの大量得点を記録し復調の兆しを見せている。この調子でゴールを量産し、勝利を積み重ねていくことができるのか。

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